ジンジャー・エールの生姜率

勢いで始めてしまったブログ。旅行や小説や音楽を語るともっぱらの噂。

2019/03/27 TWEEDEESライブ『ショウほど素敵な商売はない〜「DELICIOUS.」TOUR2019 追加公演』@新代田FEVER

(あっ、全通しておきたかったな……)

 

となった今回のライブ。

それはTwitterで度々見かけたツアー各回の感想や、終演後にお会いしたファンの皆さんのコメントから思った訳で。ライブなんだよな、それぞれの日がライブなんだよ。

そうは言っても、予算の問題がありますし(大事)、体力の問題もあります(もっと大事)。

だから偶然とは言え、参加できたのがツアーのラストだったのは良かったな、と。

 

 

という訳で。

TWEEDEESのライブ、初参戦してきました。

 

 

新宿タワレコのインストアライブには一度赴いていたので、清浦さんも沖井さんも初めて見る訳ではないですが、なぜか開演前から異様に緊張していました。

だって、清浦さんの金髪、気になるし(そこ?)

Twitterでしか繋がっていなかった方とお会いする緊張感もありましたかね(良い方々でホッとしました)。

 

 

 

わー、ライブハウスだ。

 

今思うと、こういうライブハウスって相当久々のような。学生時代以来?

(前のLampのライブはちょっと違いましたし)

実は普段ライブにあまり行かない勢なので、既に少し心はうきうき。

 

開演前のBGMいいなーと思っていたらやがて時間に。

特にメモもしていなかったし、適当にピックアップして綴っていきますね。

 

 

・花束と磁力

 

実は"DELICIOUS."の中であまりピンと来ていなかったこの楽曲(単純に印象の問題です)。

ライブでやると盛り上がるんです、これが。

手旗の利用もここが最初だったかな。買っておいてよかったですね。あの黄色が埋め尽くす空間はなかなか楽しい。

 

 

 

・少年の見た夢は

 

清浦夏実が……少年に……!?

 

ちょっと誇張しましたが、というかそもそも期待していたんですが、その期待を乗り越える少年声っぷりにゾクッときました。

目の前で歌っている金髪さんは誰がどう見ても英国の少年。脳内ではそのとき何か名前をつけていた気がするんですが、ええと、まあいいや、仮にダニエルとしましょう。

ダニエルなのは声質だけじゃなくて。精悍な表情もそうだし、そもそもスタイルがいいから、ライブだとより一層少年感が出るんですね。清浦=ダニエル=夏実を拝めただけでもう満足です。ダニエってる。ダニエってた。

 

 

・a la mode

 

なんだよその手拍子!!!!!できねえよ!!!!!

 

と思っていたら、終演後に他の人が「あれは初見殺し」とおっしゃっていたので、ああそういうものなんだなと(笑)

次回は頑張ります(?)

 

 

・不機嫌なカプチーノ

 

カプチーノ過激派自分「うむ、カプチーノ

 

今回のアルバムで一番好きな曲。芋煮会(※)などでは「カプチーノ〜〜〜好き」としか言っていない気がします(

芋煮会:TWEEDEESの新アルバムリリース時にTwitterで行われるイベント。全世界同時に再生ボタンを押し、Twitterで各々好きに感想をつぶやくという緩く楽しい会。芋は無関係。

 

先述のインストアライブでは、「タッターン」に合わせて清浦さんが指を「タッターン」ってするのが好きすぎてなんだよそれ反則だよ!!!となったりもしていました。

今回のライブでもちゃんと手をスウィングさせてくれていて、感無量ですもう思い残すことはない

この曲のギターソロも好きなんですよね、あのコード感の上でソロを取るのはズルい。

このアルバムで学びたい曲NO.1でもあるんですが、難しいんだよなあ……楽譜出してほしいなあ……(チラッ

 

 

(・というかここまで特に語ってきませんでしたが)

 

ギターとキーボードかっこ良すぎでしょ

 

ギターのqurosawaさんが近い側にいたんですが、ハジケてるな〜いいな〜とひたすら思っていました。

時々ステージ後方で沖井さんと向き合って演奏している場面とか、ああいいなあ……(語彙消失)

 

キーボードの井上さんは淡々と端正にプレーしていらっしゃって、非常に好感が持てました。あっ何か上から目線みたいな書き方になったけれど違います好き(

 

ベースとドラムの素晴らしさは言うまでもなく。ドラムのGENさんの安心感すごいなあ。

そして、なぜ沖井さんのベースが目の前にあることを普通に受け入れていたのか自分。

たぶん映像で何度も見てきたからだとは思うんですが、5年前くらい、沖井さんを知った頃の自分に自慢できますよねこれ。

それにしてもすごいテクニック……。そんな奏法あるんだ!という驚きもありました。

 

 

(・そしてついでに)

 

おしゃべり大好きおじさん・沖井礼二は今日も健在 

ライブ前半

沖井「沖井が喋りすぎだっていうクレームが」

ライブ後半

沖井「アリジゴクって知ってます?」

 

 

・東京は夜の7時〜21世紀の子供達

 

沖井「皆さんがよく知ってる曲と、よく知らない曲がありますけど」

聴衆「知ってるよ!」

沖井「優しいですね!」

 

 

えっCDの音ってこの5人編成で出せるの…………!?と思って今CDのクレジットを見返したらほぼいけるんですね。なんとなくもっと大人数のイメージがあって、ビックリしました。音にムダが無い……!

 

「早くあなたに会いたい」を繰り返す度に、清浦さんの表情が移り変わっていく。役者だ。さすが本物の役者だ。

これがプログラムとしては最後の曲なので、皆さん白熱していました。Fooooooooって感じです。楽しくて楽シャスでした。これコメントになってるかな

 

 

・ムーンライト・フラッパー

 

Youtubeでこの曲のライブ映像があるんですが、元々好きな曲がライブ仕様でさらに魅力的になっていて、ああいいなあと思っていたんですよね。

 

www.youtube.com

 

 

それを、まさか、生で見ることができるなんて。

しかもアンコールの一番最後で。

 

Twitterで「ウルッときた」と言ったのはそういう経緯だったんですよね。

 

 

 

「ベイビー」でこっち来てくれないかなという期待は、まあそんな上手く行く訳ないんですが(笑)

サウンドもすごく暖かくて、とても好きな感じ。

良かったなあ、しみじみと良かったなあ、本当に。

 

最後の全員手を繋いで終了っていうのもいいよなあ。

 

 

興奮覚めやらぬまま、一気に書いてみました。

考えてみれば、TWEEDEESは存在こそ認知していたけれど、ライブに参加するまでには

Twitterで界隈の盛り上がりを知る→Twitterでインストアライブを知って参加する→Twitter芋煮会に参加する→……」

というプロセスがあったんですよね。

そして昨日の終演後、他のファンの方々と飲みに行ったんですが、それもTwitterで界隈と繋がったことが発端です。

ここまで行くとTwitterすげえな……と。

まさに「文明の勝利、人類の叡智」(by沖井礼二)

 

 

ちなみに今回のライブ、前半部分をLINE LIVEアーカイブで見ることができます。

前半といっても10曲くらいあるのでは?無料ですしお得ですよ!聞こう!!

live.line.me

 

ちなみにこのLINE LIVEを使って芋煮会が行われるかもしれないので、沖井さんのTwitterをチェックだ!

twitter.com

 

そして、沖井さんは近いうちに何かあるとも仄めかしていましたし、ますます期待が高まりますね。

今後も応援してまいります!

 

 

オマケ:アルバム「DELICIOUS.」リリース時のブログ

というか、沖井礼二という存在について。

yawing-hanon98.hatenablog.com

ヨーロッパ以外も日本で探す

以前、このブログで「日本にあるヨーロッパっぽい場所」を書いたところ、

 

yawing-hanon98.hatenablog.com

 

 

なぜかライターデビューしてしまいました。

 

crazystudy.info

 

いや、経緯は色々あったんですけどね。それは別にいいでしょう。

まさか辺境中の辺境だったこのブログから、こんなきっかけが生まれるなんて。楽しい記事になりましたので、ぜひお読みください!

(先月公開の記事を今さら宣伝する初心者感)

 

 

今回の本題。

この記事が出た後、友人と話しているときに、

「『日本にあるヨーロッパ以外の海外』でも記事が書けるのでは?」

と気付き。結構手持ちのコマがあったんですよね。

まあ、Studyなネタでは無いのでこのブログで消化することにします。

 

 

日本以外と言っても、「大久保や鶴橋で韓国」「あちこちの中華街で中国」「○○料理でその国の気分に」etc. はみんな知っているでしょうし、そういう方向性は外します。

あと、当然ながらテーマパークは外します。具体的にはディズニー、東武ワールドスクウェア、淡路ワールドパークONOKORO等。

こうなると、たぶん前回以上に予想がつかないと思いますが、ご一読あれ!

 

 

(1) トルコ風モスク

 

日本にも当然イスラム教徒はたくさんいます。

そうなると、祈りの場としてのモスクだって必要な訳です。

 

今回ご紹介するのは、東京都・代々木上原にある「東京ジャーミイ」。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190317214742j:plain

 

元々別のモスクがあったそうですが、老朽化で解体。2000年になって新しく建てられたのがここ。

なんと駐日トルコ共和国大使館の管轄下にある、由緒正しいモスクです。

トルコのオスマン様式という建築だそう。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190317215143j:plain

 

特筆すべきはその美しさ。

「東アジアのモスクで一番の美しさ」とも呼ばれているとか。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190317215334j:plain

息を呑みます

 

自分は東南アジアのマレーシアとシンガポール――つまりイスラム教徒が多いエリア――でいくつかモスクを見てきましたが、美しさという点では全くひけを取りません。

天井の写真のみ載せましたが、他の箇所はぜひとも自分の目で確かめていただきたいです。

ただ、信仰の場ですのでマナーをお守りの上、静かに観光してくださいね。

 

分からない点があっても、一階の事務所でフレンドリーに対応していただけると思います。

また、その一階にはトルコの美術品が売っていたり、文化交流施設もあったりするので、好きな方にはたまらないでしょう。

 

 

実は、トルコ風に限らずモスクそのものは日本に80ほどあるとか。Wikipediaの一覧を見ているとほぼ各都道府県にありそうですね。

日本のモスクの一覧 - Wikipedia

ただ、信徒以外の見学については未確認ですので、気になる方はお調べください。

ちなみに、日本初のモスクは「神戸ムスリムモスク」だそうです。クイズにありそう。

matcha-jp.com

 

 

(2) 香港・九龍城

 

九龍城。それは香港にかつて存在した伝説のスラム街。

増築に増築が重なり、建物内部は複雑化。行政が行き届かないカオス地帯となっていた場所。

 

を再現したのが、神奈川県・川崎市にある「ウェアハウス川崎店」。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190317221613j:plain

 

ゾクゾクしますね!

……まあ、一時期よくメディアに出ていたし、結構有名かもしれませんが。

とんでもない廃墟感を醸し出していますが、それはただの演出。ここは健全なゲーセンです。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190317221851j:plain

下の方に筐体が

 

対戦ゲームもクレーンゲームもある普通のゲーセンです。

自分は友人たちと久々のマリカーを楽しみました(不要な情報)

上の階にはビリヤードやダーツの施設もあって、複合遊戯施設、の方が正しいですかね?

自分は友人たちと人生初めてのビリヤードを体験しました(不要な情報2)

 

 

ちなみに。

現在の香港・九龍城跡は公園になっている模様です。

一昨年の香港旅行時に寄れば良かった……。いつか行ってみたいですね。

www.hongkongnavi.com

 

もっとも、香港自体は今でもカオスな街ですが。

f:id:yawing_hanon_98:20190317222757j:plain

香港「モンスターマンション」には近い雰囲気を感じます。……ここも旅行後に立ち入りが厳しくなりましたが

 


(3) インド風寺院

 

インド料理店って街に山ほど見かけますよね。今や総インド化社会です。

でも、インド風の建物って見かけない。

だから最初にこれを見たとき、なんだこれ、と絶句しました。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318000403j:plain

デンッ

神奈川県・川崎大師。 

……ここ、川崎大師は関東有数の名刹であり、本殿は日本のスタンダードタイプのお寺だったんですよ。

その裏手に回ると、突然この場所が現れる。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318000931j:plain

 

「自動車の祈祷殿の設計の依頼があり、何か変わった建築をとのことであった。ちょうど私は、日本各地およびインドで仏舎利塔(釈迦の遺骨を納める施設)の設計のためインド建築を研究していたので、インド風の設計をした。 

川崎大師平間寺薬師殿 大岡實建築研究所 

 

な、なるほど。

でも、まあよく考えれば、本家インドを意識したお寺が少ない方が不思議なのかもしれません。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318001125j:plain

ちなみに、近くの大通り沿いにも同じタイプの寺院があります

 

そんな日本では珍しいインド風のお寺ですが、もう一つ認知しております。

東京・築地の築地本願寺

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318002226j:plain

 

こちらもなかなか素晴らしいので、銀座や築地場外市場にお立ち寄りの際はついでにいかが?

 

 

(4) タイ風寺院

 

タイ料理店って(以下略)

自分にとってタイ近辺は未踏の地域なんですが、あの辺りの写真でよく見るタイプの寺院、日本とはだいぶ違うよなあと思っていました。

 

ところが実は日本にもあるんです。

東京の西側、新中野駅にある慈眼寺。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318002804j:plain

 

これこれ!金ピカでとんがり頭で下が丸みを帯びている!

実はネットで別件の調査中に見つけました。あるものなんですね……。

 

先代の住職さんがタイと関わりの深いお方だった縁で、この仏舎利塔を建立した模様です。

仏舎利塔・鐘楼堂 | 慈眼寺

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318003339j:plain

足元にあるモニュメント。たぶんそのご縁の関連?

f:id:yawing_hanon_98:20190318003513j:plain

鐘楼堂もタイ風

 

ここで1つ述べておきたいことが。

タイに関しては、こちらも推したいんです。

「ワットパクナム寺院」。

 

play-life.jp

 

タイ本国の寺院の「別院」という形で、ものすごくタイ。

写真を見るだけでもその素晴らしさが伝わってきます。

 

でも、ここに行くには骨が折れるんですよね。。

車を運転するか、成田駅からタクシー30分 or 駅からバスで最寄りの停留所まで行き4キロ歩く」のいずれかになります。

どう考えてもこの目的のために1人でやることではないので、誰か運転してください(他力本願)

 

 

(5) アメリカ風住宅

 

アメリカ風の場所はたくさんあります。

たとえば、横須賀、佐世保、沖縄のいくつかの場所、といった米軍ゆかりの土地。

 

でも、アメリカ風の住宅というコンセプトは珍しい。

埼玉県・入間市の「ジョンソンタウン」。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318124106j:plain

カモンベイベ

昔は米軍基地の関係者が住んでいた区画でしたが、やがて荒廃。21世紀になってから再整備され、このジョンソンタウンが生まれました。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318124429j:plain

ちゃんと読めばIrumacity

カフェやレストランはもちろん、実際に人が住む住居もあります。

結構観光客いたけど、うるさくないのでしょうか……。

 

 

ちなみに、店はなんでもアリです。 

 

f:id:yawing_hanon_98:20190318124542j:plain

f:id:yawing_hanon_98:20190318191109j:plain

餃子もあるよ

 

 

いくつか紹介してまいりましたが、若干の心残りが。

どうしてもアジアが中心になってしまうんですよね。

 

本当は「モスク以外のアラブ」「アフリカ」「南米」とかも探したんですが……無いですよね……。

鳥取砂丘で「サハラ砂漠気分!」とかそういうのじゃなくて、建物や街並みの雰囲気的なところで。

 

地政学的&歴史的にアジア・アメリカ系が多くなるのは納得しています(それはそれで興味深い結論です)。

ただ、もしも何かご存知の方がいれば!情報提供いただけると嬉しいです!

ディズニーのアラビアンコーストじゃなくてね!!

 

 

クラリネット古今東西 [2]One Note Samba(谷口英治 meet Triangulo)

f:id:yawing_hanon_98:20190311003949j:plain

 

作ったきり全然更新できていなかったコーナー。

……関ジャム(テレビ朝日系)でクラリネット紹介されたんですよ、敬愛する谷口英治さんが出ていたんですよ、感化されるんですよ、そりゃ更新しますよね(?)

 

www.tv-asahi.co.jp

 

 

谷口英治さんは日本人のジャズクラリネット奏者で、この業界ではトップランナーのお一人ですね。またスタジオミュージシャンとしても大活躍しております。

せっかくだから、谷口英治さんの音楽からおひとつ。

www.amazon.co.jp

 

動画は上がったりしていないので、Amazonで試聴という形でお楽しみください。会員ならAmazon Muscでも。

 

クラリネットスウィング・ジャズは常套手段なのですが、それ以降の時代のジャズとなると、なかなかマイナー。

このCDは「クラリネットでサンバを演奏する」という非常に尖ったコンセプト。恐らくほとんどの方はどんな響きになるか想像もつかないと思います。

 

 

聴いてみると、すっごく妖艶で似合っている。

まさにナイトクラブですね。気分はブエノスアイレスサンバだから本当はブラジルなんですが…

 

 

実は高校時代、初めて買った谷口英治さんのCDでした。情報も少なかった時代、当たるも八卦、当たらぬも…!という気持ちで買って、大興奮したことをよく覚えています。

 

オススメは一曲目の"One Note Samba"。というより高校時代はこればっかり聴いていました。

めっちゃくちゃアツい。

ラテン音楽のスタンダード・ナンバーなんですが、自分はこの演奏で初めて曲を知ったために、他の人のアレンジだと穏やかでシンプルに聞こえてしまうんですよね。刷り込みって怖い。

 

 

という訳で、勢いだけで更新しちゃいました。

次回もお楽しみに。変な方向で攻める予定です。

クラリネット古今東西 [1]Breakfast in America(スーパートランプ)

f:id:yawing_hanon_98:20190220201454j:plain

 

久々の、音楽ネタで新コーナー。

 

 

はじめに。

自分は、高校、大学と吹奏楽に没頭していた人間です。

色々浮気しつつも、ずっとクラリネットという楽器を演奏してきました。

不思議なものです。というのも高校1年生のときにクラリネットを選んだ理由は、

 

「とりあえず音が出たから」

「メロディが吹けるから」

オーボエがやりたいのに募集しておらずなんか似ている楽器だったから」

 

不純&不純&不純。

 

そんな感じだったのに、いざやってみると、広い音域、温かい音、指回しのしやすさ、たくさんの魅力に気付き、ハマってしまいました。

そうなるともっとクラリネットに関して色々知りたくなります。例えば、クラリネットが活躍する曲を知りたいと思いますよね。しかし……

 

 

クラリネットって、あんまり使われてなくない?

 

 

何を言っている、吹奏楽は元より、オーケストラにも入っていて、ジャズでもスウィング時代には……ってそんなん誰でも知っとるわ!!!

トランペットとか、トロンボーンとか、上記に加えもっと色んなジャンルで使われているじゃないですか。ポップスのバックでサックスが鳴っている機会は山ほどあれど、クラリネットなんかほぼ皆無。

他にも、ドラマや映画の劇伴ならフルートやオーボエの方が遥かに目立つ。大河ドラマとかになればやっとクラリネットがソロな音楽も出てきますが……。

 

 

あ、1つあった。クラリネットが特によく使われるジャンル!  

スーパーのBGM。

 

 

…………

 

 

そうじゃねえんだよ!!!! 

 

 

ちくしょう、もっと色んなクラリネットの形があるはずだ!!!

そう思った学生時代の自分は調べまくりました。

そして、普通に吹奏楽をしていたら絶対に知らなかったであろう、たくさんのクラリネットを使った音楽を発見しました。

 

 

このコーナーは、かつての自分のような思いを抱えるクラリネット奏者(特に学生の!)に届いてほしくて、初めてみました。

不定期に、吹奏楽・オーケストラ・スウィングジャズなどに限らない、色んなクラリネットの音楽をご紹介したいと思います。

 

もっとも、今の時代は当時よりずっと情報収集をしやすいのかもしれませんが……誰かのお役に立てることを祈って。

 

 

------------------------------------------------

今回の本題。

 

さっきもチラッと書きましたが、ポップスやロックなどのバックで、クラリネットが使われる機会はほぼ皆無。

本当に何も無いのか!!カッコイイ対旋律とかバッキングとかやりたいのに!!と、○chのスレを漁りまくっていたときに見つけました。

 

「Breakfast in Americaに使われているぞ」

  

なんだその曲??

調べてみると、イギリスのスーパートランプというバンドの曲みたいです。

 

初期のサウンドは当時隆盛を誇ったプログレッシブ・ロックの影響が色濃く出ているが、その後はポップ色を強めていく。(Wikipediaより)

 

おっ、これはカッコイイ系か楽しい系が期待できますね!

いいじゃんいいじゃん

 

 

では聴いてみましょう。こちらの音源をどうぞ(当該箇所は1:00〜,1:50〜)

www.youtube.com

 

 

……そう来たか。

哀愁系。非常に哀愁たっぷり。

 

ちょっと……思っていたのと……違う……

ちなみに歌詞は「アメリカに憧れているイギリス人青年の皮肉」。そ、そうか……。

 

 

でも、これはこれで面白いです。

メロディとの掛け合いが楽しく、何よりクラリネットはどソロ。大目立ち。ジャジーな音色が大変魅力的。カメラにベルを当てるのもなかなかイイ(笑)

テンポ的に耳コピもしやすいし、ちょっと気軽に練習してみたくなりますね。

 

さらに。

実はこの曲、1975年に全米ビルボードチャート1位を取っている名曲中の名曲。このスーパートランプの代表曲でもあるそうです。

そんな曲にクラリネットが使われていたなんて!なんたる光栄!

 

 

 

ちなみにBreakfast in Americaの音源はもう一つあったのですが、1:16〜を見ると、

www.youtube.com

 

 

ソプラノサックス

 

いつもクラリネットなんとちゃうんかい!!!!!!!!

 

 

 

という訳で、「クラリネット古今東西」第一回は"Breakfast in America"でした。

今後も不定期にクラリネットな音楽を紹介してまいります。

ヤバい音楽、楽しい音楽、色々考えておりますので、気長にお待ちを〜。

 

※「クラリネット古今東西」をタグにしております。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

……あっ、ちなみにヘッダー画像は非常にアメリカっぽいですが、埼玉県です。

(※埼玉県入間市「ジョンソンタウン」)

 

 

浮き輪写真活動記録(~2019/01)

 あ〜最近創作意欲が減衰中です。どうも。
 ここのところ、過去作の直しとか修正作業とかでお茶を濁しています。深く考えずにできるから気楽でいいんですけどね。

 

 

 そんな湿気た話がしたいんじゃねえ〜〜〜〜〜

 なんかこうパーーっと開放感のあることしようぜ!

 

 

 というわけで浮き輪写真です。

 

 

 以前に、過去集めてきた救命浮き輪写真を公開したんですが。

yawing-hanon98.hatenablog.com

 

 これが意外にも反響ありましたので、活動を継続しておりました。

 今回はブログ以降に撮影したものからセレクト。

 世にも珍しい浮き輪写真の展覧会です。楽しめるのはここだけ!

 

 

○大阪・道頓堀

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202111939j:plain


 あ〜いいっすね〜

 

 みんな大好き、大阪は道頓堀から。

 左奥のグリコの看板は、ご存知あの道頓堀のグリコです。観光客が同じポーズ取るやつ。 

 近年になって、川沿いが整備されて綺麗な遊歩道ができたのですが、そこには白い救命浮き輪(割と珍しい!)が置かれています。新しい場所らしく、さすがに見た目はまだまだ綺麗ですが、この夕暮れ時の大都会とのギャップがいいですね。

 ちなみにこのエリアには、等間隔に結構な数の浮き輪がありました。やはり飛び込む人が多いからでしょうか……

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202112445j:plain

対面式浮き輪の聖地でもあります

 

○大阪港

 

 海遊館などがある海沿いのエンターテイナーなエリア。

 しかし、意外にも地上には全く浮き輪が見当たらない。実は1つあったのですが、警察関連の敷地だったのでさすがに自主規制。

 こういうときは、船に注目です。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202113123j:plain

こちらの観光船「サンタマリア」にも

f:id:yawing_hanon_98:20190202113212j:plain

Like This.

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202113253j:plain

第二十五旭丸というカッコイイ船にも

f:id:yawing_hanon_98:20190202113412j:plain

ほら。剥げ方が良い。「佐賀 唐津」というのがまた良い。

 

 ちなみに大阪港には東京へ帰る日の夕方に寄ったんですが、何も用事はなく、ただ海を見たくて寄り道しました。よくあること。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202113902j:plain

一応登山もしてきました。登山です。誰がなんと言おうと。

 

 

○東京・有明

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202120445j:plain

 

 これは正統派・エモ浮き輪。

 向こうにお台場の観覧車という楽しげな物が映っているのがミソです。

 

 ここのエリア、柵じゃなくて車止めみたいな物にかかっているのが個性的で面白い。

 また等間隔に並んでいるので、せっかくだからと撮りに行ったのですが、

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202120807j:plain


 あれ?

 さっきのとよく見比べてください。浮き輪の穴の大きさが全然違う。

 さっきのはスカスカだったのにこっちはギリギリです。

 

 時期の差?とは思ったのですが、どちらも劣化している。一応後者の方が古そうだけれど……。うーん。分からないです。

f:id:yawing_hanon_98:20190202121127j:plain

看板を見てうんうん悩むオブジェクト feat. 浮き輪

 

 

○東京・江戸東京たてもの園

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202114121j:plain



 自分もう病気じゃないだろうかと思ったのがこの1枚。

 

江戸東京たてもの園」とは、東京都小金井市にある、江戸〜近代までの建築を集めた施設です。

www.tatemonoen.jp

 

 もちろん建物や文化財を楽しみに行く場所で、この写真の「万世橋警察署」も実際に東京・日本橋辺りにあった警察署の復元です。この横には小川まであるという粋なセッティングなんですが、

 

 ここまで来て救命浮き輪を見つけるか……と。

 

 でも、建物と浮き輪が並んでいるというのはなかなか珍しいですね。そういう意味でも実は貴重な取り合わせなのかも。

 ちなみにこの分厚くて平べったいタイプ、以前に月島(東京都中央区)で見かけたものと似ていますね(前回のブログ参照)。あそこは寝かせていたけれど。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202115322j:plain

ちなみにオススメはこの洋館(デ・ラランデ邸)と

f:id:yawing_hanon_98:20190202115518j:plain

「子宝湯」の富士山。息を呑みました。

 

○東京・豊洲

 

f:id:yawing_hanon_98:20190202115633j:plain


 タイトル「浮き輪とゆりかもめ

 ああ〜〜青春を感じる〜〜

 豊洲も月島同様分厚いタイプなんですね。このエリアは統一されている?でもさっきの有明は違ったし、うーん……。

 

 どうでも良いですが、通路が封鎖されている謎の桟橋に、 

f:id:yawing_hanon_98:20190202115907j:plain

f:id:yawing_hanon_98:20190202120041j:plain

 

 謎の浮き輪がありました。

 RPG的なあれでしょうか。6つ目くらいの試練をクリアしたらあそこから船が出るとか。

 

 

 というわけで最近の成果報告でした。

 帰省ついでに大阪の浮き輪事情を垣間見られたのは大きいですね(?)

 

 これからもまとまった情報が得られたら更新するかもです。

 それでは。あでゅー

 

 

 

 ……まだこんなのもあるんですけどね。

 これ、単体記事にしようかなあ。迷い中。

  

 

 

偽ヨーロッパな街のススメ(「エセ・ヨーロッパな街のススメ」改題)

f:id:yawing_hanon_98:20190112134837j:plain

 

(2019/04/25追記

本ページを元にした記事がCRAZY STUDYさんで公開されております。合わせてどうぞ!)

crazystudy.info

 

 

 突然ですが。

 ヨーロッパ、行きたいですよね。

 

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112121324p:plain

  

 うぐぐ……

 

 まず、時間がかかる。直行便でも10時間以上。しかも上記は2月の3連休に+1日を想定しましたが、ロンドン2泊4日想定ってもったいなさすぎない?

 そしてお金もかかる。最安の時期なら、行き先次第で直行便でも8万円台とかで行けたりするけれど…それでも…。

 

 まあオーストラリア1泊2日を決行した人間が言うことではないですが(詳細↓) 

note.mu

 

 上記のnoteでも少し触れましたが、ヨーロッパ風の建築を見るのが好きなんですよね。

 でも単にそういう目的なら、海外旅行とまで行かなくともなんとかなるのでは?というお話。

 

 というのも、日本でも欧風な歴史的建築は多々あります。横浜とか神戸とか。

 ヨーロッパの本場ほどの歴史はなくとも、歴史上の必然という重みはありますし、何より建築や場所そのものの美しさがあります。

f:id:yawing_hanon_98:20190112131742j:plain

横浜・関内とか好きですよ

  

 しかし今回は、あえて、

「歴史の蓄積とかまったく関係ない欧米かぶれな場所」だけで記事を書きます。

 

 酷い言い草かなとは思うけれど、

 どストレートに「パチモン」と呼ぶよりは幾分マシかと。

 

 

 ただ、それだとテーマパーク(ハウステンボス東京ドイツ村志摩スペイン村etc.)を紹介するだけの記事になりかねないし、面白みもありません。それはあちこちのサイトで紹介されていますし。

 

 そこで、「街の中にひょっこり現れる欧風なエリア」に絞った話をします。

 なんか特別感あって好きなんですよね〜。いや昔は鼻で笑っていましたが

 

 まだピンと来ない方もいると思います。それでは、具体例をお楽しみください。

 巧みに撮った写真が似非ヨーロッパ感をさらに増していますので、そちらもお楽しみを。

 

 

 というか、もっといいまとめ方があった。

「タダで行けるインスタ映えスポット紹介」です今回

 

 

------------------------ 

 

1. 汐留イタリア街 

f:id:yawing_hanon_98:20190112131939j:plain

 

 もしかしたら割と有名な場所かもしれません。

 汐留の日テレやら何やらの地帯から南下していくと、突然このカラフルなエリアに行き着きます。

 交通の要衝・新橋駅から歩いていける距離なのも◎。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112132016j:plain

 

 面白いのが、ここにあるのはオシャレなテナントだけでは無いところ。

 もちろんカフェやレストランもありますが、なんとココイチがあります。

 たぶん日本で一番オシャレなココイチではないでしょうか。

f:id:yawing_hanon_98:20190112132048j:plain

どんなにカッコ良くてもココイチ

 

 極めつけは、

 JRAのビルがあります、ここ(ウインズ汐留)

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112132309j:plain

 

 従ってこのビルの辺りだけは結構おっちゃんを見かけるのですが、……居心地悪くないのかなあ、おっちゃん達。オシャレな広場にぞろぞろ出てくる俯き加減のおっちゃんたちの姿は、なかなか見応えあります。

 そんな感じで、デートのカップルから、モデルの撮影、馬券を手にしたおっちゃんまで、たくさんの人が行き交う楽しいエリアです。

 ちなみに自分は好きすぎて、何の用事もないのにこの1年で5回くらい来ています。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112132516j:plain

実は新幹線、JR、ゆりかもめからも見えます

f:id:yawing_hanon_98:20190112132600j:plain

あ〜こういうヨーロッパあるある〜な写真

 

 

 そうだ、忘れてはならない拘りポイント。石畳。

 ヨーロッパの古い街=石畳というイメージは強いと思います。お約束を外さないところが似非ヨーロッパの鑑と言えるでしょう。

 

 

2. 川崎 ラ・チッタデッラ

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112132756j:plain

 

「川崎」のイメージに真っ向から勝負を仕掛けているこの場所。

 というか、この辺りだけ完璧に雰囲気が異なります。テーマパークに近い扱いですが、街のど真ん中&無料で歩ける場所なのでご紹介。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112134022j:plain

ヨーロッパ感のある小径

 

 複合商業施設なんですが、一番のメインは映画館・川崎チネチッタでしょう。

 そもそも川崎が古くから映画館の街だそうで、そのシンボル的存在なのでしょう。どうしてイタリア風なのかは分からないですが。

 この映画館、特筆すべきは"LIVE ZOUND"の音響の素晴らしさ。自分はそのためにこの映画館に行くこともあります。ボヘミアン・ラプソディ良かったですよ〜

f:id:yawing_hanon_98:20190112133053j:plain

いい感じの映画館

 

 映画が終われば、美味しいイタリアンを食すも良し。ショッピングをするも良し。

 自分のように、いつ使うのか分からない詐欺写真を撮るも良し。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112134131j:plain

Twitterで使った写真。極力、日本語を回避するのに成功(全部は無理だった)


 

 あ、ここも大部分が石畳です。 

 

 

4. 高輪プリンスガルテン

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112133725j:plain

 

 あの品川駅から南西に歩くこと数分、住宅街の中にこんなドイツ風の場所が現れます。

 この一画にはコンサートホールやレストランがあるのですが、オーナーの趣味でこのような場所が生まれたのだとか。ドイツのローテンブルク風らしいです。

f:id:yawing_hanon_98:20190112133751j:plain

 

 品川なので、乗り換え時の暇つぶしに寄ってもいい感じかもしれません。

 ちなみにこの写真を撮ったときは、先客として綺麗なお姉さまたちがいて、二人で撮影会をしていました。やっぱり知っている人は知っているんだなあ。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112133819j:plain

お姉さまたちを写さないようにギリギリで撮った

 

 

 そうそう、当然、石畳です。

  

 

 

4. 自由が丘 ラ・ヴィータ

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112133409j:plain

 

 オシャレタウン、自由が丘の住宅街の中にあります。

 通称「自由が丘のヴェニス」と呼ばれるこの場所、なんとゴンドラがあります。

 乗ることはできないのですが、そのことがかえって造られた街っぷりを強めています。本気度が高い。

 

 洋菓子店のオーナーが作った商業エリア……と、どこかで見たのですが、信憑性はハテナです。

 イタリアな理由も不明です。

f:id:yawing_hanon_98:20190112133508j:plain

「禁煙」の文字が微妙に残念

 

 高級革製品の専門店やヘアサロンなどがあったりするらしいのですが、

 残念ながら自分の人生では一ミリもお世話になる機会が見つけられそうにないです。

 というか自由が丘に用事がそもそもないので、このときもラ・ヴィータを見るためだけに立ち寄りました。

 人生間違えているような気がするよホント

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112133552j:plain

フィルタをかけるといい感じ

 

 

 言うまでもなく石畳です。 

 

 

5. 有明 アニヴェルセル東京ベイ

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112134601j:plain

 

 お台場のお隣、有明にあるこの場所。

 結婚式場ですね、ようするに。ただ、ショッピング施設を有すること、自由に出入りできることからリストに含めました。

 

 歴史的な経緯はありません。埋立地だもの。

 広い敷地にはイギリス館、フランス館、イタリア館とヨーロッパのオールスターが揃っています。

f:id:yawing_hanon_98:20190112134628j:plain

奥行きをほのめかして欧風アピール。ほのめかし系

 

 ふざけた紹介をしていますが、こういう結婚式場って実は好きなんですよね。

 大阪港や千葉みなとにもヨーロッパ風の式場を見たことありますが(普段、中に入れる場所ではないと思うので今回は割愛)、外観の写真をパシャパシャ撮るくらいには好きです。

 中も見てみたいなあ。めちゃくちゃ綺麗なんだろうなあ。誰か式挙げてくれないかなあ(他力本願)

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112134720j:plain

ああ、「広場に噴水」あるある〜

 

 

 石畳。

 

 

6. 横浜 中川駅周辺

f:id:yawing_hanon_98:20190112135028j:plain


 

 ……どこ? という感想はごもっとも。

 自分も場所を覚えていなくて調べ直したくらいです(すみません)。

 

 横浜市都筑区横浜市営地下鉄ブルーライン中川駅

 ここは、駅前の一画がドイツ風の街並みになっています。

 

 この場所は一応理由があり、都筑区にはドイツ人学校があったりする関係で、横浜でもドイツ人が多く住むエリアとのこと。

 それでも駅前をこんな風にするなんて、なかなか粋じゃないですか?

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112135109j:plain

ちょうど雪が降っていました。郵便局もいい感じ

 

 

 覚えてないけどもう石畳でいいんじゃない?

 

 

------------------------

 

 と、いくつか紹介してまいりました。

 関東ばかりになったのは申し訳ありません。どうしても今住んでいる場所から行ける範囲になるので……。

 でも、もっと行きたい所あるんですよ!本当は!

 という訳で、せっかくだから全国の行きたい場所リストを紹介しちゃいます。

 街の中にひょっこり、というのからは外れる場所もありますが、ご了承を。

 

 

A. スウェーデンヒルズ(北海道石狩郡)

pucchi.net

 

 北海道の広大な大地を活かした住宅地。ゴルフクラブやレストランもあるとか。

 家の色合いが大変よろしい。スウェーデンがコンセプトなので雪とも合うはず。定住もいいけど、こんな感じの別荘を持ってみたいな〜〜

 モデルハウスもあるそうですよ。お金持ちや移住希望の方はぜひご検討を。

 

 

B. ドゥリムトン村(京都府亀岡市)

 

icotto.jp

 

 ……え、京都?とうろたえてしまいそうな、このヨーロッパの田舎感。

 イギリスの湖水地方をイメージしたこの場所には、レストランや宿泊施設があるそうです。

 

 

C.  美浜アメリカンビレッジ(沖縄県中頭郡)

www.travel.co.jp

 

 最初にヨーロッパと言いつつここを含んで良いのか…?とは思いましたが、ヨーロッパっぽさもあるのでご紹介。

 一応飛行場の跡地なので、歴史的経緯はある……?微妙なライン。

 商業施設です。沖縄の観光地の一つとして有名かもしれませんね。

 どの時間帯も美しく、憧れの場所の一つであったりします。

 

 

D. マリゾン[シーサイドももち海浜公園の中](福岡県福岡市)

icotto.jp

 

 先日知ったばかりの場所。

 実は、福岡行きたいな〜門司港大宰府行きたいな〜と調べていたら、本のページの隅っこに偶然見つけた場所。嗅覚ハンパねえ

 

 あーこういうリゾートの写真見たことある!という感想しか湧いてこない。実際に海沿いにあります。絶対、地中海沿岸のどっかと入れ替えてもバレないでしょ

 

 

 今度、行く予定です。晴れの日に詐欺写真を撮ってやるんだ

 

 

E. ヴィラ サントリーニ(高知県土佐市)

gurutabi.gnavi.co.jp

 

 ホテルなので若干趣旨とは外れますが、これは紹介させてほしい。

 

 高知県に、あのギリシャサントリーニ島を再現したという究極のセンス。

「ヴィラサントリーニ」で試しに検索してください。どう考えてもギリシャにしか見えない写真の数々に出会うことでしょう。

 内装も拘って現地風にしており、さらに太平洋に面していているため朝日も楽しめるというまさに本場さながらの体験。

 

 ちなみに、宿泊費は平常時で3〜4万。長期休暇だと6万円台を観測。た、高い……

 高知までの飛行機代を足して……あれ、ヨーロッパ行けるのでは……?

 ま、まあ。移動にかかる所要時間は段違いですし、日本語が通じるメリットは大きい。

 高知県そのものに未踏というのもあって、いつか行きたいなと思い続けています。

 

 

  

 他にも、ヨーロッパ風なアウトレットとかありますし(なぜかアウトレットって海外風にしがちですよね)、ヨーロッパっぽさのある有料の公園なんかもありますね。最初に省いたテーマパークを入れるとすれば、まだまだ増えます。

 そう、挙げたところでも氷山の一角に過ぎません。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190112135700j:plain

恵比寿ガーデンプレイスはどうするか迷った

 

 色々とツッコミを入れつつ紹介しましたが、やっぱりこういう場所が好きみたいです。

 憧れのヨーロッパの地は遥か彼方。でもこういう場所が生活の中にあれば、心も少し安らぐ。ぼんやり眺めたり、工夫して写真を撮ったり。

 

 そうそう、もし何か情報をお持ちでしたら教えていただければ幸いです。

 ネットですぐに見つかる範囲は結構把握していますが、知らない場所もまだたくさんありそうなので!

 

 

 なんて言いながら、今日早速、一昨日知ったばかりの街に行ってきた訳なんですが。

 (To be continued...?)

ぶらり街歩き[6] 中之島周辺:大阪レトロの生きる場所

f:id:yawing_hanon_98:20190106000900j:plain

日本銀行大阪支店旧館。カッコいい。

  

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 たぶんこのブログは年が変わろうがほぼ何も変わりません。気軽に受け取ってください。どうぞよしなに。

 よしなに。ってかわいいですよね。よしなに〜

 

-------------------------------------------------------------------------------- 

 

 大阪の街と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。

 道頓堀のグリコやカニ。もしくは通天閣

 他の候補としては、USJ大阪城海遊館……。まあ、楽しそうな街だ、改めて。

 

 だけど、実は大阪は近代建築の宝庫であるということを、ご存知だろうか。

 今回は中之島周辺エリアを舞台に、そんなお話。

 

 ちなみに、自分は近代建築の専門家でもなければ、都市工学や近代史や建築を専攻した人間でもない。むしろ、そういう目線のない、マニアという程でもない一般の愛好家として、ライトな楽しさを提供していこうと思う。 

 

 

 中之島とは、大阪梅田の少し南に位置する、川に囲まれた中洲のことだ。

 川を下れば大阪港まで繋がる。この周辺は、特に江戸期辺りから、水運を活かして大きな発展を遂げた。

 近代になるといわゆる「大大阪時代」の象徴の一つとなった場所だ。そして現代でも、この辺りはビジネス街・官公庁街として君臨している。

 また、美術館や博物館の類も多々あり、文教地区としての顔も併せ持つ。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102193119j:plain

淀屋橋からの眺め。左手が中之島、右手がオフィス街

 

 大学時代、通学のためにこの付近の駅で乗り換えをしていた。

 たまに途中下車をしてぶらぶらふらつくこともあった。川沿いに高層建築が並び、中洲にはおしゃれな建物が点在する、というのが散歩にうってつけだった。

 とはいえ、写真を撮ったりするようになったのは去年くらいからだけれど。ここのところ、大阪に来る度に毎回寄っている気がする。

 

 

 先述したような歴史の名残として、この周辺エリアにはレトロな建築が多く残されている。大阪でも特に多いのではないだろうか。

 まずは何と言っても大阪市中央公会堂

f:id:yawing_hanon_98:20190102193343j:plain

説明不要の素晴らしさ

 

 岡田信一郎という方が設計し、実施設計にはあの辰野金吾(東京駅の設計)などが携わっている。

 赤レンガ造りの威風堂々たる姿。重要文化財でもある。

 その一方で、今でも講演会や、毎年秋に開催される「大阪クラシック」の会場として使われている。内部はウィーンの楽友協会(ウィーン・フィルの本拠地)にどことなく似ている。機会があればぜひ訪れていただきたい。

 ちなみに、平常時でも地下は入ることができる。資料館やレストランなどがある。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190106001633j:plain

春頃ならテラス席なんかも

 

 その横にあるのは中之島図書館。これが本当に素晴らしい!

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102193633j:plain

これが図書館という贅沢

 

 ギリシャの神殿のような門構え。中に入ると豪華な階段とドーム状の高い天井。頭部にはガラスが美しく光に映える。

 古くからの図書館であり、これまた重要文化財だ。説明の展示も割としっかりしていて、建物目当てでも訪れるべき場所だ。

 もちろん、現在でも図書館として機能しているので、そちら目的でも。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102193746j:plain

f:id:yawing_hanon_98:20190102193813j:plain

 

 中之島の周りはオフィスビルなどで囲まれている。住友グループをはじめとして、この地に縁が深い超一流企業が集結。

f:id:yawing_hanon_98:20190106001832j:plain

巨大な「住友ビルディング」。三井住友銀行の現役の建物だ

 

 その例の一つが、大同生命

 この場所が、あの朝ドラ「あさが来た」の舞台になった地である。

 旧館は関西各地に名建築を残したヴォーリズによる設計だが、平成前半に既に建て替えられてしまった。しかし、一部に旧館の名残が垣間見られる。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190105235329j:plain

外壁に、旧ビルの最上階に使われていた装飾が残されている

 

f:id:yawing_hanon_98:20190106002058j:plain

今の建物もなかなか興味深い造り

 

「あさが来た」繋がりで、大阪取引所(旧・大阪証券取引所)も紹介。

 ヒロイン・あさの戦友(?)五代友厚が設立に尽力した場所であり、それを称える像が設置されている。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102194113j:plain

ビルの下側には昭和設立時の面影を残す

 

 そうそう。先日、この近くにある2つのレトロなキリスト教会を見に行ってみた。

 

 まずは大阪教会。

 大正期に建造。赤レンガに装飾が施され、どこか親しみやすい雰囲気だ。こちらもヴォーリズ設計。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102200105j:plain

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102200148j:plain

 

 ちなみに、この近くに偶然こんな場所を見つけた。 

f:id:yawing_hanon_98:20190102194502j:plain

 

 あとで調べたら、これも本物のレトロ建築らしい。

 洒落たバーなどが入っていて、なかなか粋なことだ。こういう風に飲食店に転用した場所は他にもいくつかある。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190106000301j:plain

北浜レトロはその代表格か。アフタヌーンティーを楽しめるらしい

 

 もう一つの教会は、浪速教会。

 昭和初期の建造物で、ゴシック風の建物だ。どこかヨーロッパじみている。少なくとも大阪とは誰も思わなさそうだ。

f:id:yawing_hanon_98:20190102194438j:plain

f:id:yawing_hanon_98:20190102194419j:plain

  

 この横にも素敵な赤レンガの建物を発見していた。

 オペラ・ドメーヌ高麗橋辰野金吾の建築を、現在はなんと結婚式場として利用しているとのこと。とても素敵だ。

f:id:yawing_hanon_98:20190102194623j:plain

大通りから外れているが、住民らしき方々が結構行き来していた

 

 ああ、この付近にはぜひとも語るべき場所があった。

 適塾、正式には適々斎塾。

 広義のレトロということで紹介してみる。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102194802j:plain

高い建物に囲まれ、ぽつんと

 

 適塾は、緒方洪庵という人物が江戸期に開いた蘭学塾。

 彼の名前よりも、もしかしたらその門下生を挙げた方が良いだろうか。

 

 大村益次郎高峰譲吉橋本左内福沢諭吉、などなど。

 

 今挙げた人物、全て高校までの日本史で必ず学ぶレベルの偉人だ。

 さらには、現在の大阪大学の前身とされている。どれほどの超名門だったかが分かると思う。

 現在も資料館として使われている。二回ほど見学したことがあるが、都会の中のオアシス、といった雰囲気でほっと一息。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102195042j:plain

 

 いくつか紹介してみたが、これでも正直入門編かもしれない。

 偶然、という言葉を何度か使ったが、本当に偶然見つかったりする。

 というのも、付近にはまだまだ結構な数のレトロ建築が残されている。ネットで調べながら歩くのも良し、適当にぶらついて見つけるのも良し。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102200245j:plain

ダイビルも以前に偶然見つけた。復元だが、できるだけ昔の材料を使ったとか

 

 今回はどうにも主観が少なめになった。

 何かストーリーを経験した場所という訳でもないので。大阪市内では貴重な、のんびり散策するのに適した場所として、好きなのだ。

(それか学生時代に付き合っていた恋人とクリスマスにデートしたお話でも書けば良いのだろうか?ガラケーを漁ればライトアップの写真くらいは残っていそうなものだが別にそんな古い画質の写真など欲しくも無いだろう?それにそのときの記憶なんかもうほとんど残ってねえよ手の温度の話とかもう過去のままにさせてくれ思い出すのもええわって感じ(ここまで早口))

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102195234j:plain

閑話休題(中之島の風景より)〜

 

 という訳で、散歩にもデートにも歴史のお勉強にもなる街だ。

 この場所を知らなかった方も、オフィス街の印象が強かった方も、ぜひとも一度こういう目線で歩いてみてほしい。よくある大阪観に違う視点が加わるはず。

 近代の息遣いを残しながら発展した、美しい水都、という視点が。

 

f:id:yawing_hanon_98:20190102195332j:plain

大阪港へ夕陽が沈む

 (参考)

https://gipsymania.exblog.jp/5419135/ 

https://osakarchit.exblog.jp/5574644/ 

https://osaka-info.jp/page/kitahama-retro-building 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A9%E5%A1%BE 

http://www.osaka-church.net/about-osaka-church.html 

http://www.eonet.ne.jp/~naniwa-church/ 

https://www.nakanoshima-style.com/walk/2658 

https://operadomaine.com/concept/ 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B3%E3%82%BF%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9

etc....