ジンジャー・エールの生姜率

勢いで始めてしまったブログ。旅行や小説や音楽を語るともっぱらの噂。

サンバサンバ

♪ 叩けボンゴ 響けサンバ

 

これはご存知日本最強のサンバ、「マツケンサンバ2」の冒頭である。

ところが、ボンゴはサンバでは使わない。同じラテン音楽でも、キューバ系の音楽だ。

サンバで使う太鼓はスルドやタンボリン(notタンバリン)など。

 

というのは、さすがに作詞者は分かっていたらしい。語呂を優先したとかだったと思う。

 

 

あともう一つ、数年前のゲームの話。

ドンキーコンガ」というリズムゲームだ。

https://www.nintendo.co.jp/ngc/gkgj/contents02/index.html

 

操作は単純。付属の「タルコンガ」という特殊なコントローラーを、画面に合わせて叩くだけというものだ。要するに太鼓のた

 

実は、この「タルコンガ」が「ボンゴ」なのである。

 

 

はい、ますます訳が分からなくなった。

 

何が言いたいかと言うと、

ラテン音楽の打楽器覚えにくすぎ問題

 

というか、

ラテン音楽未だに覚えきれない問題

 

というかさっきまでコンガはサンバで使うと思い込んでいたよ

危ねえ調べて良かった。

打楽器奏者ならちゃんと区別できているのかもしれないが、本当に、本当にややこしい。

 

一般にラテン音楽と一括りにされるが、自分がパッと思いつくだけでも、

サンバ、ボサノヴァ、マンボ、サルサ、ルンバ、チャチャチャ

各々なんとなくのイメージはあるけれど、全く正確に説明できる気がしない。使う打楽器だとか、どこの国発祥だとかになると、もはやさっぱりだ。

 

 

ところで、最近放送されている「ポプテピピック」という不条理アニメで、いつだかこんなセリフがあった。

「何気ないマンボが サンバ師匠を傷つけた」

 

元が相当不条理なアニメなので、ただの不条理ネタか……と思いきや、実はマンボとサンバが違う音楽だという前提があったのだ。

サンバのプロであるサンバ師匠は、同じラテン音楽というジャンルのマンボと混同されて悲しんだのだ。

ベンツを乗り回している人が「カッコいいね〜このトヨタ」と言われるようなものであろう(適切なのかこの例え?)。

 

 

吹奏楽ではポップスの演奏機会が多いのだが、ラテン音楽を演奏する機会もかなりある。

だから吹奏楽をやっている者として、この区別ができていなければ打楽器奏者を悲しませるかもしれない。

 

 

いや悲しみはしないような気もするが。

せっかくなので覚えられればなあと思う。

 

 

ともあれ、もしあなたが吹奏楽をやっている方なら、次にラテン音楽を聴くor演奏するタイミングで、使っている打楽器に注意しても面白いかもしれない。

特にサンバ以外のジャンルを演奏する機会はやや少ないと思うので、そのチャンスがあればぜひ。珍しい楽器を使っていたりするかもしれません。

 

 

……というか覚えないと楽器運搬のとき(どれ???)ってなること必至なので、ぜひ……