ジンジャー・エールの生姜率

勢いで始めてしまったブログ。旅行や小説や音楽を語るともっぱらの噂。

気付けば作曲15周年だった

この前iTunesの整理をしていて15周年だと気付きました。

いや「そろそろ15年?いやまだ14年だろ……(計算)……15年だわ」という感じだったんですが。10周年がこの前だったんだはずなんよなあ……時の流れが早すぎる、嘘だと言ってよ

 

何をもって作曲1年目と言うかは難しいところですが(曲を作れるゲームとか触ってましたし……)、私の中では「ちゃんと勉強しよう」と思ってコードなどを学び始めた2008年夏をスタートと定義しております。

ちなみに始めたきっかけは、Twitterにも書いたことありますが当時の作曲が上手な先輩への憧れでした。ちょうど色々時間が空いた時期だったのもありましたね。

 

実は昔から作曲・編曲の簡単な時系列メモを残していまして、特に作曲はほぼ漏れも無いので大体いつ頃どの曲を作ったかは遡れます。律儀だね

 

 

せっかくなので〇年目という区切りで分けつつ、さーっと文字で振り返ってみようかなと思います。

日記のようなものですが、割と個人的にも他人のこういうの見るの好きなので。

※以下、8月始まりで書いております

 

 

・1年目 (2008.08~)

 

ニコニコ動画の作曲講座で勉強し始める。本当に初歩の初歩から丁寧な動画でした。よく見つけたなあと。当時の自分GJ

www.nicovideo.jp

 

初めてまともなオリジナル曲を作る。なぜかラテンで、この頃から何も趣味変わってねえなと思い出す度に感じる。

当時使っていたのはフリーソフトのStudio ftn Score Editor。軽いし楽譜で打ち込めるのが合っていた。検索したら今もアップデートされていてちょっと感動した。

Studio ftn Score Editor 公式サイト

 

その後、当時の吹奏楽コンクール課題曲をパロった曲も作る。やっぱり当時から変わってねえわコイツ

 

 

・2年目 (2009.08~)

 

初めてバンド編成(ギター、ベース、ドラム入り)の曲を作ってみる。ハイハットっぽい役割をスネアドラムにやらせていてドスドスした音になる。

歌詞はあるけど当時の自分に入れる技術はなくインスト。……こっ恥ずかしい歌詞だわ入れなくてよかった……(照)

 

同じ時期に吹奏楽のマーチを作るという暴挙に出る。この3年後に清書してみようとして頭抱えました。例えばトランペットでも高い音域でホルンがメロディー吹いてた

ただTrioのメロディーや旋律の絡みはとても良くて、当時から甘めのおしゃれメロディー得意だったんだなあとも思ったり。

3年後の修正版。この辺りは修正前とほぼ同じ

 

 

・3年目 (2010.08~)

 

この時期に縁あってFinaleを入手する。作業環境の改善でクオリティが上がったように思ったが錯覚だったかもしれない。

最初に試したのは「気まぐれロマンティック」(いきものがかり)の吹奏楽アレンジ。いきなり重すぎないか??

ただ色々ハチャメチャとはいえ、苦手だった耳コピもよく頑張ったとは思う。

 

バンド編成の曲もそういや書いていた。ドラムはちゃんと打ち込めました、他の楽器は知らん

歌詞はこっちの方が恥ずかしい よくこれ人に見せてたな(黒歴史は量産してナンボ!)

 

 

・4年目 (2011.08~)

 

この辺りからちょっとした演奏用のアレンジを友人達に頼まれ始める。「こんなの吹けねえ!」と言われたり「こんなの吹けねえ!」と自分で言ったりする(自業自得)

なぜか合唱アレンジもやった。謎だったが楽しかった(こなみ)

 

オリジナルは、フュージョンっぽいのとかビッグバンドとか吹奏楽ポップスとか劇半っぽいのとか、なんか色々書いていました。知識が増えて楽しかったんだろうなきっと

 

FF未プレイなのにオケの耳コピとかさせられました(半ギレ)(でも楽しかったな)

 

・5年目 (2012.08~)

 

初めてオリジナル曲を生演奏(変則木管アンサンブル)、割と評判も良くて上機嫌

和声やコードや楽器の知識の甘さから色々ツッコミをもらう機会があり、意識が変わり始めた頃でもある。よい先輩や友人を持ちました。

 

不定インストバンドを始めた時期でもあり、自分も一曲書く機会を得る。

この頃までベースを意味なく3度で動かしがちだった(ドミソミ ドミソミ)。演奏してくださった皆様マジでごめんなさいありがとう

 

初めてピアノソロを一曲書いたのもこの頃。ただピアノソロとしては今ひとつで、ずっとあったピアノの扱いへの苦手意識(コンプレックス)はまだ改善されず。

 

それと、千人規模のホールで自分のアンサンブルアレンジを演奏する機会がありました。

本当に得がたい、一生ものの経験です。

 

 

・6年目 (2013.08~)

 

だいたいこの辺りの曲から(今基準でも)人に見せて恥ずかしくはないなというクオリティになった。もっと早めになっとけよ(小声)

理由として、凝ったコード進行にハマり始めた辺りでもあり、その副産物として不可解な音を伴奏に置くことが減ったからです。やっぱり基礎あってこその応用よ

 

今ざっと振り返ると、コードやメロディは結構挑戦的だけど伴奏はシンプル、な曲が揃っている気がする。難しいことをやっているから慎重にならざるを得なかった、という感じはありますね。マイナーコードの曲が増えてきた時期でもあり、ちょっとオトナになったんだなと思います。

 

ちなみにこの頃からDominoを併用し始めた。動作の軽さは正義。

MIDI音楽編集ソフト「Domino(ドミノ)」 | TAKABO SOFT

 

 

・7年目 (2014.08~)

 

コードの扱いに慣れてきたこともあり、この時期に書いた曲は「うわよくこんなの作ったな」と今でも思います。過渡期の作品あるあるだ

いい意味での手の抜き方もわかってきたというか、例えばインストバンド用の曲は「客には難しそうに聞こえるが数時間合わせ練習すれば絶対通る」という作り方をして、実際その通りになりました。過去一コスパの良い曲だと思います。

 

一方で、管楽器系の気合の入れたアレンジをする機会があり、しかし録音を聴いたら思ったより演奏効果が出ていなかった……という出来事もありました。あの悔しさを感じた場面は今でも覚えている。

 

めっちゃカッコいいアレンジではある

 

 

・8年目 (2015.08~)

 

曲数は少ないながら、プログレだったり現代音楽っぽい要素だったり、色々新しい実験を取り入れていた頃。

確か初めてポスト渋谷系風味の曲を作ったのもこの辺り。相変わらず歌詞を入れる環境はなかったのですが……

 

 

・9年目 (2016.08~)

 

Musescore2を利用開始。

この頃に書いたアンサンブル作品数点はマジでクオリティ高い。

金管アンサンブルのやつとか、金管アンサンブル初めて書いたのにこのクオリティは正直おかしいと思っているくらい。まあたぶん奏者に譜面渡したら理不尽すぎて発狂される難易度ですが……。

 

soundcloud.com

 

この辺りでピアノソロ2曲目を書く。ここでようやくピアノへの苦手意識は克服した感。まあ今でも得意ではないので探り探りですが。

 

友人の結婚式用に、管楽器混合編成のアレンジ依頼2曲を受けたのもこの時期。

過去の経験と反省から、「ほぼ初見でも通るがめっちゃカッコいいアレンジ」を念頭に置き、大成功!

拙い頃から現場経験を積んできて良かったなあ……まさに集大成……(しみじみ)

 

 

・10年目 (2017.08~)

 

ネット上で本格的に活動を始めたタイミング。

同名映画を基に書いた「カランコエの花」、超クオリティを発揮したあまり体調不良で倒れたピアノソロ「Maple Melodies」など、過去曲も混ぜつつ次々に発表していました。

作曲勢とたくさん繋がり、膨大な量の情報を得始めた時期でもあります。イキスギコードとかあったなあ…………

 

また、かねてから憧れていた朝日作曲賞吹奏楽)にもチャレンジ。

これまでの遊びで書いていた吹奏楽譜とは違って、細部も色々詰めて……添削も人に頼んで……。結果は一次落選で、クオリティから考えても納得なのですが、あんなに本気で作曲したのは初めてだったなあ挑んで良かったなあ、と今でも思っております。

あと、その頃にFFになった吹奏楽作曲勢の皆様は順調に活躍していて、新曲が上がる度に「また凄い曲作ってる!」と嬉しい気持ちになります。

 

そして2018春には初M3出展。

既存曲と新曲を混ぜて、木管主体のインストCDを作りました。約10年続けてきた趣味の成果が、CDとして見える形になったのはとても嬉しかったですね。その後のイベントもあわせて30枚近くを完売!ありがとうございました。

 

よき思い出

 

 

・11年目 (2018.08~)

 

ついにCubaseを導入、10年を経てようやく「DAW」と向き合う。

理系の割に、ずっと音楽してきた割に、こういうソフトって苦手意識が強く……いや実は今でも全然払拭できていないけれど……最初はEQ? 2mix? ってな感じでした。

Cubase | 音楽制作のすべてをカバーする DAW | Steinberg

 

2018M3秋にはついに歌詞入りの曲にチャレンジ。

友人2人と協力して無事6曲入りCDを出すことができました。多謝。多謝。

今までもバンド系の曲はいくらか作ってきたとはいえ、適した音が自分の手で作れる、というのはやはり強烈な体験。めっちゃ疲れたけどな!!!!!

 

 

そしてその後は2019M3春に向けて作曲開始。寝不足の中なんとか3曲揃えて、これ作業間に合うのかよ……となっている中で感染症襲来。出展辞退からの尻切れトンボになります。

ちなみにこの時期のせいでDAW触るのがしんどい体になってしまいました。ヘッドホンつけて再生していると耳と心臓に負担が……いやたぶんなんか曲の作り方が悪かったのだと思いますが……Help!!!

 

 

・それ以降

 

ここからは目立った活動が少ないのでまとめて。

前述のM3で出すはずだったCDは、結局その年の秋に完成。オンラインイベントでしかほぼ出せていないので、そろそろ現地イベント……というか在庫はけたいなあ……

 

他は自分の結婚式でクラリネット演奏した際、当日思いついた曲を1つ即興で吹いたくらいか作曲は……。その曲も、伴奏付きで脳内には浮かんでいるのですが、なかなか。

演奏機会はあっても、既存の曲のアドリブっぽい部分を考えるくらいで編曲とまではいかないし、まあそのくらいです。

 

 

 

すっかりご無沙汰になった原因は、先述のDAWの体調への影響をはじめ、生活習慣の変化(早寝と健康志向になった)、環境の変化(同棲からの結婚、幾度かの引越)、在宅中心生活による変化(「オフのときくらいは外に出たい」という指向の高まり)、色々重なってのものですが、そうこうしているうちに長時間の過集中を避けるようになったのが一番でしょうか(今でも充分傾向は残ってるけど)。それと昨今のSNSの雰囲気がアレで、バズりたいという欲も消えたし。

あとは書きたいものをだいたい書いてしまったというのもある。ポスト渋谷系ど真ん中の曲もついに書いちゃったしなあ。

 

まあつまり休眠中ということで、こうしていれば永遠に15周年は来ないので(?)、無理に15周年を祝うイベントとか考えなくてもいいわけです(??)

 

相変わらず音楽好きではあるので、またどこかで目覚めるかもしれないけれど、そのときはまたこそっとネットの海に放流すると思います。よろしゅうよろしゅう

 

 

ただまあ最後にせっかくなので、最初の方にも言った「初めてまともに作った曲」を上げてみました。

厳密にはその2年後くらいに少し修正したバージョンしか残ってないのですが、メロディのフェイクっぽい部分をちょっと変えただけで、おおむねそのままです。

それではこれをお聞きいただいて〆としましょう。

 

"Let's Tea Time" どうぞ。

 

soundcloud.com

オケ聴きに行ってました

 


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11/19(日)、西宮北口の某ホールです(なぜか今年2回目)

 

スマホ見すぎもなーしんどいなーという今日この頃。心落ち着けようクラシックでも久々に聴くかとなったのが昨日。

色々聴いていたらこれまた久々に生で聴きに行きたいなとなり、ちょうど良さそうなプログラム見つけた、明日予定あいてるやん、と急遽行く流れになり(自分の中で)


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クラリネット奏者、ポール・メイエのご尊顔を拝みに行っておりました。

 

ポール・メイエ氏、超有名なフランス人クラリネット奏者でして、高校生のときからCDいっぱい持っててそれはそれは勉強させてもらったものなんですが(なぜか彼のCD比較的安かったというのもあります、ありがてえ)。生演奏は初めてでした。

木管五重奏団「レ・ヴァン・フランセ」の一員とかでも結構日本に来てる方だし、なんなら一時期は東京佼成ウインドオーケストラの指揮もやってて、うわー指揮とソロやってるところ聴きに行きてーとか思ってたんですけどね、なんでだろ。まあ得てしてそういうもんです。結局関東住みの間に東京佼成の演奏会一度も行かなかったわね。

 

ところで今回、イレギュラーによりなかなか面白い事態になりまして、
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メイエ氏、ソロ演奏2曲だけの出番だったはずが、「吹き振り1曲、ソロ1曲、指揮2曲」とかいう超過労プログラムになりました。このプログラムを3日連続。大丈夫??追加のギャラたんまり貰えた??

まあオールフランスプログラムなので、フランス人がやるのは理に適ってるか……。

 

以下は感想です。

クラリネットのための第一狂詩曲(ドビュッシー)

クラリネット管弦楽のための協奏曲(エスケシュ)(ポール・メイエへの献呈曲)

 

メイエ氏のソロ2曲。どっちも正直難しい曲で細かい感想は覚えてないんですよね。ドビュッシーとかクラリネット界では有名な曲なんだけどな。音大入試?オケのオーディション?なんかその辺でよく見る曲名な気がする。これはオケ伴奏版だけどピアノ伴奏版は昔CD持ってたかもなあ、当時はピンと来なかったのかもしれない。

 

まあいいや、メイエ氏の音が人智を超えてました

最初は「あーやっぱり上手え」「わーCDと同じ音だ」みたいなノーマル感想だったんですが、なんか次第に啞然となってきたというか、冷静になると「(私程度基準では)クラリネットをフルに使ってもそんな音出る気がしないぞ?」となり、「は?上手すぎるんやが?」となぜか若干キレ気味になったりもしました(なぜ??)

吸い込まれるようなppとかオケを突き抜けるffとか細かいパッセージがちゃんと一音ずつフレーズ感を伴って聴こえるとか、そういうありふれた感想もあるのですが、なんだろ、あり得ないほど上手かったです。

このレベルのプロの生聴き経験って、もう10年以上前のパスカル・モラゲス(パリ管首席)や、ウィーンのオペラ座で聴いたウィーン国立歌劇場管弦楽団の人々(実質ウィーン・フィルのメンバー)もありますけど、まあ後者はドイツ式のクラリネットだろうからちょっと方向性は違うか、いやまあ比べる意味ゼロなので比べはしないのですが、それぞれの凄さですよねえ。特に自分自身が昔よりは多少耳が肥えたからこそ、トッププロの凄みをより理解できるなあという感じです。

 

エスケシュの献呈曲えげつなかったですねえ。難解さは意外と薄いけど(流れの難解さはあった)幻想性がありつつ最後はめっちゃカッコいいし、普通にオケの難易度が高い、そしてソロの難易度は当然異常に高い。高速パッセージの音の粒で驚愕したのはこの曲です。余すところなくクラリネットという楽器を使い倒していましたしメイエ氏はそれに応えていました。いやいやフラッタータンギング直後に通常音域外のハイトーンそんな綺麗に鳴らせませんて。そこだけで意味がわからない。

ちなみにこの曲「オケのフルートにもフラッターさせてる……?」となり慄きました。フラッターって巻き舌できない人は無理とかの噂で、まあ巻き舌はできるけどフラッターできない私みたいなのもおり、うわーフラッター必要な曲来たらどうしよと思ってたが運良く避けられた人生なのですが、それはどうでもいい、というか普通オケに入る基準で「フラッタータンギングできること」とかないでしょうしね。もし偶然にもメンバー誰もできなかったらどうするんだろ、なんて余計なこと考えてました。

ちなみにこのフルート奏者さんは後半のアルルの女メヌエット」ソロでも素敵な演奏をしていました。

 

アンコールはクラリネット独奏でしっとりした音楽でしたが「口離しても音の響き残ってるぞ?」「秘術か?」みたいな状態になってました。たぶん錯覚です。あるいはホールの残響を上手く使えってやつな。

1つ前の席の子供がわちょわちょしてたり色々ありましたけど、それをお釣りにできるくらいもうこの時点で満足できました。いやー来てよかった。

 

 

アルルの女 第一組曲、第二組曲(ビゼー)

ボレロ(ラヴェル)

 

途中で気付いたんですが、「オケで使われるサックスの例」でよく挙がる2曲ですね。あえて選んだのかな。

あれ、意外と生で聴いたことないなという2曲でもありました。

アルルの女の第一組曲、昔テレビで観たな、N響アワーかしら。まあともあれ第二組曲ファランドールくらいしか覚えてない状態でしたが、聴いてたら途中でああーとなったりしました。メヌエットはさすがにすぐ思い出した。

ちなみにファランドールは個人的「クラシック3大『聴いた感じと楽譜とで拍頭が合わない』曲」です。残り2つは「売られた花嫁」のポルカ(スメタナ)と「セントポール組曲」のジグ(ホルスト)。

要するに舞曲ですね。なんかあるんでしょうね(雑)

 

メイエ氏の指揮、普通に良いですね。安心できる感じというか、結構グイグイ引っ張ってオケとシンクロしてたのが良かったし、あと3拍子の感じとかさすがヨーロッパの人だな〜って思いましたし。あの腕のしなやかな使い方なんかの役に立ちそう(何の?)

 

 

ボレロはパンフの解説に色んなBGMとして使われてる話ありましたけど、私はデジモンを思い出す世代です。関係ないですが光が丘の写真をどうぞ関係ないですが

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ボレロ改めて生で聴くと「うわー怖え」となりますね。あんなに発音も特性も違う色んな楽器が、インテンポで同じメロディをソロ回しってヤバい。よくテンポ保てるなあスネアさん。あとまあ、うん、当然ボロというか、(略)、でも前半のメイエ氏だけで私はもう満足していたので楽しかったです。難しいですよね。イングリッシュホルン上手かったなあ。あと最後スネアドラム破れてて笑った

コントラバスが結構ノッてたのが印象的で、なんかあんな勢いのあるバス部隊って初めて見た気がするというか、好みはわかれそうな気がしますが爽快でなんか良かったです。メイエ氏の指揮に乗ってたのかな。

ああ後はそうだ、スペインの香りがすごくして、単に生演奏の力なのか、オケの力なのか、あるいはこれもメイエ氏の音楽性なのか。

 

 

という訳で久々の生オケはとても良かったです。

クラシック曲の生オケいつ以来だろ。夏に親に誘われてオケ聴きましたがジョン・ウィリアムズ曲の演奏会だったし、後は室内楽吹奏楽は生で聴きに行ったりしてたけど、ちょっと思い出せない。

気分がイマイチなときに美術館かクラシックの演奏会行くと割と整う性質なんですが、今回の演奏会は直前でも取れた&値段も高すぎなくて、ありがてえですねこういうの。別に名の通った楽団でなくとも、関西もプロオケ色々あるし良いホールも結構あるし有効に使っていきたい。小編成仕様だけどいずみホールとか好きなんですよね。

 

スマホを強制的に手放せる時間はこのご時世やはり貴重です。ってこの文章はスマホで打ってるけど。余計な情報を目に入れないって意味では達成してるから!また暇なときにふらりと芸術浴びにいきましょう。おわり

 

雑文(2023年10月30日)

 

 運動習慣つけるならテニススクールとかいいかなー、と思って調べたけど案外ちょうど良い条件って無いものですね。というか月1万以上って結構高いな。これにラケット代とかかかるとしたら余計に。まあ当たり前か

 

 どうもです。

 Twitterは開くけどあんまり書く気になれないなーってことが最近増えていて、リアルタイムのこと(野球など)とか宣伝とかにはいいんですけど。しばしばイーロンの顔がよぎりイラっとする。おすすめタブはたまに有益で29割は有毒です。即効性の有毒ガスドバドバ。全盛期ロンドンより酷いかもしれない適当です

 Twitterなんてものは存在しませんXです?

Twitterです。あれはTwitterなのです。いいね?(?)

 

 n◯teにちまちま書こうかなーとも思ったのですが、n◯teの会社でいつだか色々トラブルあったときのことを思い出してうーんとなり、まあ同じ迷いをここ数年何度も繰り返してるのですが、まあ……今回は、はてなで良いか、的な。

 

 文頭一文字開けが癖になってますね。ここんとこ小説書いてたからですきっと。今月短編2つ書けました久しぶりにイエイ。

 京都キタ短編文学賞と、エブリスタのコンテストに1つずつ。京都キタねえ、京都はゆかりある土地だし、本当はそれ向けにもう一作品書くつもりで実際結構進めてたのですが、どうもしっくり来ず。たぶん文字数5000字にはめようとすると無理あるのでは?と思ってなんだかなあになったからです。5000字以内って場面1つでも充分なくらいなのに3場面も使うなって話です

 ただ触感(感触?)としてはいい雰囲気なのでコンテストとは無関係にちゃんと書きたいなあという気持ちもあるんですけどね。そう思ってたら大概書けない。何かきっかけがないときっと書かない。あるいは3年後くらいに突然書けるかもしれない(今回エブリスタに出した作品もそのパターン)

 

 先月も初稿だなーって感じなものの一応1つ短編書けたので(これも修正したいのよね、思うだけは自由)、今は短編くらいならまあ書けるのかなという感じです。

 数年前と比べると質感というか、文章の柔らかさが変わったなあという気もしていますが。綺麗な言葉と綺麗な比喩を掻き集めて応酬、みたいなのはちょっと今書けないなあ、それよりはストーリーを成立させることを優先かな、という感じです。だからぶっちゃけ「文学」としては納得いっていないのですが、スタイルの1つの変化なのかもしれないです。これはちょっとしばらく様子を見たいところ。

 これでもコ禍真っ只中のマジで納得いかないときよりは書けている、というかまとめられているので。とりあえず最後まで筋が通っていれば、まあ数年後とかに容易に・いくらでも修正できるのが小説の良いところですしね。

 

 9月辺りから小説がまた書けるようになったのはとりあえず関西に戻ってきてから生活が落ち着いた頃なのと、暑さがマシになっていったからです。

 今年の夏はヤバかった。「夏と冬どっちが好き?」「う〜ん冬はウツウツするのよ〜明るくて生命力はじける夏が好き!」って答える私ですら「は?死ぬが?」となってました。何が生命力だ。好き嫌いというか「生命としての危機」を感じてた。太陽かかってこいいやいやかかってくんな

 気候がまともでないと創れるものも創れませんね。たぶん金星では私創作できない(??)

 

 こういう駄文的なの書く場所としないよう、はてなブログの運用をしていたのですけどねえ、って少し前にテレワークがうんたらみたいなの書いてましたね……今読み返すと遠くへ来たものだ(距離的に) 大枠は変わってません(在宅勤務中心なので)

 まあラジオ感覚で視聴のほどお願いいたします(?)

 ラジオなら音楽いるかな、小粋なミュージック。あっLampの新譜今月でしたね。「一夜のペーソス」聴きました?ヤバヤバのヤバです。上質も上質。何より海外勢が大はしゃぎしてるの見るのがめっちゃ嬉しいんですよねえ。また海外ツアーの楽しそうな様子とかSNS越しに見たいなあ近い将来見られたらいいですね

 音楽繋がりで言うとギターポップレストランとかM3とか行きたかった感はあるんですけどねえ、用事も詰まってたしやっぱり距離がなんとも。まあ東京在住時、情報過多感はあったのでこれくらいでちょうどいいのかなあとは思ってます。

 そう言えば相方氏が同人イベント出展時に私のCDも持っていってくれて、ついにMusique au laitの3rd Projectこと「Between Breezes」がリアルイベント初お目見えとなりました。まさかの福岡で。1枚売れたそうなのでとりあえず良かったです。在庫はまだ大量にあるのでいつかはけたい。かと言って音楽イベントの出展側もなあ、もうしんどいしなあ、という感じで、もしかして文章系の同人イベントとかでなんちゃらするかもしれないです。そのときはよろしゅう

 

 気が済んだのでそろそろ終わりです。唐突

 運動習慣なー、整骨院に通って体ほんのりマシになってきてるので併せてこう、うーん、でも習い事は時間拘束がなあめんどい、とかとか

 出社日数も来年度から増えるってさ(ひとごと)なのでまあそれ次第ですよね。土日ごろごろマンが加速するのかしら。わからん、全てはそのときが来てからだ

 

 さらばです。また今度[いつ?]

 

東京(のどこ)に住まう(か) 〜私見しかない考察〜

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この度、拠点が関東から関西へと移動しましたが、

 

 

なんてことを思っていたのは覚えており、いやTwitterで言う前からずっと考えていたことでして、バーーっと書くなら東京の記憶が新しい今だなということで記しておく所存です。

ただ、書きたいのはどちらかというと「住むべきはこの町ドーン!!」みたいな形ではなく、探し方のヒントのようなものです。

 

ちなみに私自身の略歴:

  • 大学卒業までは関西
  • 就職のタイミングで首都圏初居住
  • 最初は横浜市の会社勤務、横浜市居住
  • その後転職、東京の会社勤務
  • 東京都内で3ヶ所に居住

 

居住地に絞ると、

  • 上大岡 (=神奈川県横浜市=都外)
  • 品川区某所 (=城南)
  • 葛飾区某所 (=城東の下町)
  • 23区外の西武沿線某所 (=多摩地域)

とバランス良く住んでおり、かつ都内(島嶼部除く)ほとんどの自治体に訪問歴はあるので、どの方面も多少の土地勘はあるかと思います。

 

なお基本的には「就職・転職で23区内勤務となった独身」を想定した文章ですが、二人暮らし、ファミリー、既に首都圏にお住まいで引っ越し予定の方でも「ふむふむ」となる部分はあるかもしれません。

……まあいずれにせよ素人の意見です、参考程度におさめてください。

「プロの演奏は指針となる、素人の演奏は参考におさめる」は私の師の教えです(音楽の話ですが)

 

 

はじめに:最後に選ぶのは自分

 

この記事をはじめとして、ネット上には様々な「東京で住むこと」についての文章が転がっています。

色んな人がいます。色んなことが書かれています。私もここで色んなことを書きます。

でももしあなたが「絶対〇〇に住みたい」というなら、妥協せずそこに住んだ方がいいと思います

 

東京は多種多様な街です。一駅違えば文化やカラーもガラッと変わります。憧れに従いたいならぜひそうしてください、後悔も薄いです。

特に後々ライフプランが変わる(結婚など)可能性が高いなら、えいやっ、と住んでみてください。

 

ただし憧れる街は往々にして「住宅相場がめちゃくちゃ高い」です。正直、普通の会社員の稼ぎでは、綺麗で快適な駅近マンションなんて不可能に近いです。

 

もし私の記事や別の文章を読んで「あー……やっぱり現実は厳しいか、やめておこうかなあ」となるなら、「あの街に住むこと」についてはそれくらいの気持ちだった、となるかなあと思います。

 

ちなみに当初の私は「月島」にも少し興味がありましたが、住めそうな物件が築50年超ボロボロアパートしかなくて即諦めました。

これが中央区の力か……下町とは……

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なお、体験で数ヶ月だけ住むという折衷案もありますけどね。ルームシェアとか……(未経験なので語れない)

 

 

1.  通勤しやすさを何より優先する

 

個人的には最優先事項。

 

東京の通勤ラッシュは地獄です。

……そんなの改めて言われるまでも無いでしょうが。ただ、通勤電車において一番混雑率がマシな方の路線(京成電鉄など)でも、他の街の基準からすると「普通に混んではいるな?」となります。

加えてとにかく遅延が多い。遅れるとまた人が密集し、……という悪循環が起こります。

この辺りも住んでいるとある程度は慣れるのですが、それでも極力「会社まで速く・快適に」行ける場所を優先してください。日常のストレスと不確定要素を減らしましょう。

 

会社まで徒歩圏内やチャリ圏内に住めそうなら超ラッキー。よっぽど気に入らない地域なら別ですが、多少の家賃を出してでも住む価値はあります。

山手線沿いのオフィスエリアだとしても、池袋なら確実に、上野〜秋葉原・大崎〜目黒辺りなら近隣でギリギリ住めそうな物件は見つかり得ます。

(※自転車については社内規定に従ってください)

 

厄介なのが丸の内や銀座などの都心エリア、あるいは赤坂や六本木などの「円の中」エリアですかね。

こちらについては混雑率の低い路線、途中始発で座れる駅が妥当でしょうか。あるいはバス併用という案もあります(ただバスも遅れたり普通に混んでたりねえ……)。

概ね東側は京成線か都営浅草線、中央部はメトロ南北線、西側(副都心)はメトロ副都心線西武新宿線……辺りがまだマシでしょうか。

私鉄の各停や、中央・総武線各駅停車(三鷹御茶ノ水方面)など、遅い種別は比較的空いていることもあるので、そこを狙うのもアリでしょう。

あとはよく言われる「途中始発がある駅」から座って通勤というのも一手です。(紹介したいけどキリないので他サイトに任せます……)

 

 

2.  山手線+αを狙う

 

2.より下は、1.でピンと来る場所が無いor絞りきれない場合に。

 

そもそも現在の東京中心部は、ざっくり山手線東側の「都心」、山手線西側の「副都心」の二大体制になっています(ざっくりです)。

その中で、大まかに言えば下の6駅が交通の要衝。

・東側のハブ:上野駅、東京駅、品川駅

・西側のハブ:池袋駅新宿駅、渋谷駅

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あまり出歩かない人や、特定の場所にしか興味がない人(例:相撲のために両国国技館へのアクセス重視!)を除き、なんだかんだで東西どちらにも用事が生じることはあります。

例えばアート好きなら上野に六本木、各区の美術館に多摩地域美大……

出張や旅行が多いなら多摩方面居住は微妙です(新幹線も空港も時間がかかる)。音楽好きでライブに通うタイプなら千葉方面居住は色々と億劫でしょう(青山や下北沢、高円寺など西側に行く機会は多い)。

 

ここでポイントは、「先述のハブとなる駅は全て山手線に存在する」こと。

つまり。実際に山手線を使うかは別としても、とりあえず「山手線の駅に出やすい」距離の場所に住めば困ることは少なくなります

ちなみに山手線は真反対まで行っても30分程度。そこから多少郊外に赴くとしても、1時間以内で結構な範囲に出かけられます。

いっそのこと山手線沿いに住むのもアリでしょうか。北側の大塚、巣鴨駒込、田端辺りなら、意外とやや控えめの賃料で住める可能性はあります。

 

個人的なイチオシは山手線+αです。

山手線の駅近はやはり賃料も高め。しかし数駅外せば駅近でも少しは落ち着いてきます。

また、そういった場所はいい感じの商店街を持つエリアが多く、生活利便性が高いのも特徴です。食費をセーブして高額家賃を穴埋めする作戦も(?)

 

具体的には南側〜西側〜北側にかけて、青物横丁、戸越、武蔵小山学芸大学、笹塚、東中野、落合、中井、江古田、大山、……私が知らないor忘れているだけでまだまだありそう。

東側がやや難しいのですが、京成線沿いかなあ、あとは人形町田原町辺りとかどうなんだろ……?

 

 

3.  大きな駅、有名な駅を最寄りにしない

 

新宿や渋谷など圧倒的な繁華街なら(特に理由が無ければ)住むのは少し……となるのも分かりやすいですが、ここではどちらかと言えば中心部から外れた街の話。

具体例を出すなら、吉祥寺、立川、北千住、錦糸町といった百貨店があるクラスの街。他には自由が丘、二子玉川、下北沢など知名度の高い駅の近く。

都外なら大宮、柏、船橋、川崎、横浜、上大岡、武蔵小杉、新百合ヶ丘……。

 

まず、ほとんどは通勤時間帯の駅が恐ろしく混みます。これは仕方ないです、人気タウンなので。加えて大抵は交通の要衝でもあります。

そして土日祝日は周辺から人が押し寄せます。せっかくの休みなのに、自分の生活圏がまともに歩けないほど混雑している……って普通にイヤになりません?私はなりました(なんで上大岡に買い物来るねん全員横浜駅まで出てくれ)

 

どうしてもと言うなら、それら大きな駅・人気駅から数駅外した所を最寄り駅とするのは一案です。

 

例1:自由が丘

東急大井町線九品仏尾山台など。

閑静な住宅街でありつつ、自由が丘にも電車どころか自転車で行ける距離です。

 

例2:吉祥寺や下北沢

京王井の頭線沿いで数駅外す。三鷹台、西永福、……。そもそもが住宅街エリアで商店街があったりもするので、結構便利でニーズに合う町も見つかるのでは?

 

普段は閑静に、お出かけは近場で賑やかに。上手く使い分けていいとこ取りをしていきましょう。

 

 

4.  JRだけを最寄りにしない

 

東京では朝ラッシュ時のJRを信用してはいけません(過言)

 

これは路線網の問題で、例えば横須賀線湘南新宿ラインは一部同じ線路を通るため、横須賀線でトラブルがあれば湘南新宿ラインが遅れ、そうすると湘南新宿ラインと一部同じ線路を通る上野東京ラインも……と連鎖していきます。

あとは埼京線で設備トラブルがあれば、隣を走る山手線も点検で……といった現象も。

 

郊外→都心乗り入れで比較的他と独立しているのはJR中央線快速なんですが、朝ラッシュ時は2〜3分に一本(!)来るのに輸送量がパンクしているので毎日遅延します(これは過言ではない)

 

そういう意味で実は比較的マシなのが山手線で、元々本数が多いためか多少の遅延があってもダメージが少ない気がします。一部の電車に人が固まっての混雑はありますが……。

あとは休日でも結構混むことがあり……宿命ですね(諦観)

 

個人的には私鉄か地下鉄、(足腰が大丈夫で)一人暮らしなら特に地下鉄沿線でしょうかね。階段昇降や乗換距離だけ受け入れれば、23区内のあちこち気軽に安く出やすいので。ちなみに安い運賃かつ利便性が良いのは東京メトロ、比較的混雑を避けやすいのが都営地下鉄、というのが大雑把な分け方。諸説あります

いやもちろん、私鉄や地下鉄も大量の他社線乗り入れでしょっちゅうダイヤ乱れるのですが……JRほどダイナミックな乱れ方は限られるので(無いとは言い切れない)

 

特に郊外に住むケースなら、私鉄沿線を個人的にはオススメします。どの線も遅れる詰まる止まるデメリットはあるんですが、JRよりは長時間化しないかなあ、という体感。

 

もちろんJRが使いやすい→あちこちお出かけしやすいというメリットはかなり大きいので、「JR+他の路線」の通る地域だったり、JRがサブで使えるくらい(徒歩20分以内とかバスで10分とかとか)がベターかなあと思います。

 

 

5. イメージだけで選ばない

 

3.とも少し絡む話なのですが、イメージの良い場所というのは正直家賃・土地代が高いです。イメージ料もあるでしょうし、実際ステータスとなっていることもありますし。

逆に、「あの辺りはガラがあんまりなイメージ」という場所や、東京で数年暮らしている方でも「どこ?知らない」となりがちな場所も往々にして存在するでしょう。

 

一度、そういうイメージは全て取っ払ってみることをオススメします。

「¥イメージ料¥」を消すことで、お得に住むのです。

 

例えば物件検索サイトであちこち調べたとき、安くて綺麗な家がある、スーパーや欲しい店もある、良さそう、知らない街だけど……と思ったら、一度自分自身で歩いてみましょう。

 

実際に歩いてみたら「治安が悪いかと思っていたけどただの下町の住宅街だ」「都心には乗り換えあるから不便かと思ったけどそこまで問題にならない」「田舎かと思っていたら綺麗で便利な駅前だ」……ということは結構あります。

 

実際に、私の最後に住んでいた場所は、引っ越しを検討するまで自治体名も最寄り駅名も知らない地域でした。ですが都会への距離・家賃の安さのバランスが良く、現地を訪れてみると近年の再開発で綺麗に整った場所でした。

結果として、契約更新満了までの2年間は暮らしたのだからとても良い選択をしたのでしょう。

 

もう少しコツを言うと下記に存在しがちです。

(A)地味な場所をターミナルとする路線

(B)山手線に直結しない、バイパス的な路線

(C)大手路線の各停のみ停車駅

 

Aは京成線、東急池上線西武新宿線など。それぞれ山手線と繋がるのは日暮里、五反田、高田馬場と地味めな駅です(西武新宿駅?あれは半分大久保だから……)

実は、渋谷などの大きな駅をターミナルとするより乗り換え経路が楽という隠れたメリットもあります(ただし、みんな同じルートで乗り換えるから進みが遅い〜とかもありますが)。

 

Bは東急大井町線、JR南武線東急多摩川線、東部亀戸線など。

もう少し郊外なら西武多摩湖線、西武国分寺線西武多摩川線、JR武蔵野線JR横浜線東武野田線横浜市営地下鉄、……。

隠れた良住宅街があるのもこの辺り。特に大井町線は個人的に大好きです(家賃相場は高いんですけどねーー)

ネックは、意外とその路線自体も混みがちな場合があること。混雑率を調べたり、可能なら実際に朝の電車を見てみたりと、情報を仕入れてからご検討ください。

 

Cは無数にありそうですが、京王線西武池袋線東武東上線東武伊勢崎線などは結構見落とされがちな駅が多いのでは?と思います。

イメージがよく言われる足立区でも、東武伊勢崎線五反野駅梅島駅辺りは普通では?と思った記憶があります。住めばまた別かもしれませんが。

 

もちろん、住民のキャラが合わないとか、特定の時期にイベントで騒がしいとか、色々あるかもしれませんが……。

個別事象なのでまた次の部屋探しを頑張ってください💪(投げた)

 

 

おまけ 郊外について

 

ちょくちょく郊外の話も出してきましたし、都心近くに住まない/住むの厳しそうな層に向けても少し。

 

東京郊外の大きめの街も、個人的趣味として色々回ってきました。

駅名でいうと、川崎、横浜、みなとみらい、藤沢、武蔵小杉、上大岡、センター北、たまプラーザ、町田、相模大野、海老名、調布、府中、立川、八王子、聖蹟桜ヶ丘、多摩センター、所沢、川越、大宮、さいたま新都心、浦和、川口、松戸、船橋、千葉、……

(柏や津田沼新百合ヶ丘なんかも偵察しておきたかったな……)

 

この辺りの駅勢圏だと、周辺の駅やロードサイド店を合わせれば、東京都心に出なくても基本的な生活は成り立ちます。

本屋、ユニクロニトリ、カルディ、無印、スタバ、……まあ大体あるのでは。

 

こういうエリアから毎日、毎週都心に通うとしたらなかなか疲れますが(世の勤め人たちに拍手!)、生活の拠点としては本当に充分です。ここまで広範囲に便利な衛星都市やベッドタウンがあるのは首都圏くらいで(※)、その利便性と、それを成り立たせられる人の多さを改めて感じる次第ではあるのですが。

(※関西は京阪神で拠点性が異なるのでまた意味合いが異なります。あと首都圏でも特に横浜は判断が難しいですが)

 

何が言いたいかというと、もし郊外に住むことになっても「大抵不便はしないから大丈夫ですよ」ということです。

もちろん、特に女性だと治安とか、ファミリーだと教育環境とか、その辺りは個別の問題なのでよくお調べいただいた方が良いですが(それは都心近くに住むときも変わりませんね)。

 

家は郊外の広くて安めな住宅街、休みの日の買い物はそうした郊外都市、たまのお出かけに1時間以内で都心、……というライフスタイル、悪くはないと思うんです私は。

なんだか平成初期までの価値観っぽいですが、都心部の新築マンション高騰の話を聞くにつけ、マネーゲームに参加するよりは堅実じゃないかな……と。

 

それから「首都圏配属だけど埼玉か〜」etc.的なお若い方も、上記のようにいいとこ取りをできるのが東京郊外なので、そのメリットを大いに受け取っていただければと思います。

(※毎週末東京に出かけるのは疲れるので程々に!)

 

 

 

 

以上、私見マシマシでつらつら〜と書いてみましたが6000字超えてる……短編小説かよ

興に乗って「実体験を踏まえた話はもう少し書きたいな」「それぞれの駅について詳しく解説したいな」「郊外についてもう少し考察してみたいな」という欲が湧いたりもしましたが、どう考えても文字数オーバーなのでやめます。

もし大幅な需要あれば書くかもしれませんが無いと思う……さすがに……

 

繰り返しになりますが、参考程度におさめてほしいですし、私が何をピーチクパーチク言おうと住みたい所に住んでください。

ただ先入観や思い込みで選択肢が狭まるともったいないな〜という思いもあるので、少しでも取っ掛かりになれば幸いです。少しとかいう文量超えてるけど!!

 

 

このブログ、基本的には街歩きとか音楽の宣伝とか用なので、まあこれからもそういう使い方をするかと思いますし、少々イレギュラーな記事でした。

以上です。良いお住まいが見つかりますように〜

まわるまわるよ偽ヨーロッパ(偽ヨーロッパ[6])

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はてなブログさん、いつの間にスマホからでも画像ガビガビにならなくなったんですか〜〜!!!(一つ前の記事投稿時に気付く)

 

今までこれが結構ネックだったんですよね、特に偽ヨーロッパ記事みたいにいっぱい画像を扱うときに。

PCでやる場合は一々画像を落とすかGoogle Photoから引っ張ってくるかだし、というかわざわざPCを立ち上げる機会も減っており、……だったので朗報です。

現状はスマホ利用時のキャプションの入れ方等がよくわかっておらず結局PCとの併用ですが、ともあれ、久しぶりに偽ヨーロッパ記事です!

いつ以来……?

yawing-hanon98.hatenablog.com

あっそれでも3年前か。もう5年くらい経ったかと思っていた……()

 

さて、この激動の数年の中、偽ヨーロッパ界にも動きがありました。

一番大きいのは、過去に紹介したこともあるヴィーナスフォート(東京・お台場)の周辺再開発に伴う閉店でしょう(※写真は2020年2月のもの)。

 

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こんなに良い場所だったのにもったいない……!という思いもありつつ、また何か楽しい感じの施設に生まれ変わることを期待しましょう。ヨーロッパ風のものは出来なさそうですが。

 

他にも本ブログ未紹介の範囲では、埼玉県の寄居PA星の王子さまPA」の終了も大きなニュースでしたね。フランスの街を再現していたそうですが、車無し民、なかなか行くこと能わず。

そうそう星の王子さまといえば。有料施設なのでコンセプトとは少し違いますが、神奈川県は箱根の「星の王子さまミュージアム」閉館も記憶に新しいところです。こちらは行こうと思いつつも気力体力の兼ね合いで断念……!

trafficnews.jp

www.tabikoi.com

 

But!! 我々は過去を惜しみつつ、まだ見ぬ偽ヨーロッパを求めてGOするのです。ね、ピカさん。

ピカピカ (※汐留イタリア街にて)

 

という訳で、以下、ここ2年ほどの成果をどうぞ。

 

 

1. 晴海トリトンスクエア(東京都中央区

 

もうさすがに東京都心部に偽ヨーロッパの見落としはないだろう……と思っていた矢先、何かのきっかけで知った施設。

晴海地区、湾岸エリアにあってどの駅からも微妙に離れているし、通過しかしたことなかったんですよね。全くの盲点でした。

 

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外観はオシャレな感じの商業施設だなーというだけですが、以下の通り、


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「噴水・石畳・庭園」の三種の神器が既に揃っております。

 

ここの見どころはやはり内部ですね。

 

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この溢れるヨーロッパ感。たぎりますねー(?)

お台場ともそこそこ近いので、ジェネリックヴィーナスフォートとしての役割も果たしてくれそうです(??)

 

さらに極めつけは、ドーン!

 

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この広場。すごいでしょ?

 

……にしても、

 

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あの……

 

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何の広場?

 

施設名そのまま、「海のトリトン」をモチーフにした絵が描かれています。……それはわかるのですが。

店があるわけでも、人が自由に集まって憩う感じでもなかったのは……時節柄……??

 

ちなみにかなりバブル感ある施設ですが、オープンは2001年らしいです。21世紀やん。バブルはここに生き残っていた。

 

(2021年6月訪問)

 

 

2. 神奈川県立相模原公園(神奈川県相模原市南区

 

神奈川県の北西部に位置する相模原市。その中でもこの公園は絶妙な位置(バスか車推奨)にあり、都内からだと少しアクセスがしづらく後回しとなっておりました。

丘の上にある広大な公園で、いくつかのエリアに分かれているのですが、今回はその中でもヨーロッパを感じる所を抽出いたします。

 

まずは「緑の街」というエリア。

ここは「路地のある街(日本)」「パティオ(中庭)」「路地のある街(ヨーロッパ)」「集合住宅の街」と4つのコンセプトの区画に分かれております。

 

ひとことで言うと、「なんだか不思議な場所」でした。

 

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廃墟や遺構のようでいて、だけど恐らく[元からこういう建造物」として造られている。だけどハリボテにしてはリアルすぎる。花壇や鉢植えは綺麗に整えられていて、子供達は元気に出入りをして……。

ここ、訪れたときには「後から何か上手く解釈できるのだろうか?」と思ったのですが、今見返しても「何だかよくわからない、だけど綺麗で面白い」なんですよね。

 

実はこの公園自体が平成4年の「全国都市緑化フェア」なるイベント時に大幅に整備されたそうで、そのとき現代アート的な試みが取り入れられたのかな……?などなど考えております。

相模原公園 公式サイト 園内マップ

 

ちなみに(日本)もなかなか趣があって(だけど作り物で)面白かったです。

 

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さて、もう一つが「フランス式庭園」。

 

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これは分かりやすく「西洋式庭園!」ですね。

日本の大都市圏で、この規模の庭園が無料で……ってなかなかレアな気がします。紅葉の綺麗な時期でもあり、多くの人が憩いのひとときを過ごしていました。

 

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また、奥にあるグリーンハウス(温室)の建物も、コンセプトに合っていて◎でした。

 

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近くにお越しの際にはぜひ立ち寄ってくだ……って近くまで行くのが難しいのでしたね。一応アクセスは以下の通りです。

(JR相模線:原当麻駅からバス5分 or 小田急線:相模大野駅からバス20分)

相模原公園 公式サイト 公園へのアクセス

 

(2021年11月訪問)

 

 

3. 横須賀モアーズシティ(神奈川県横須賀市

 

私はかつて京急沿線民でしたし、横須賀中央駅にも当然行ったことはありました。

しかしこちらは去年まで知りませんでした。いや、駅横にこのショッピングモールがあるのは知っていたのですが。

 

屋上庭園。

 

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正式名称は「ガーデンテラス」。

都内から横須賀までもちょっとした距離。ここを知ってから、なんとか行くタイミングはないかな……としばらく思っていたところ、家人が横須賀に行ってみたいと言った流れで一瞬だけ立ち寄ることができました(感謝)

 

アメリカの港町風にも見えて(横須賀ですし)少し判定に迷いますが、ヨーロッパの港町にも見えますので、これはOKといたします。


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夕暮れ前でしたし、人もいましたし、必要最低限の写真を撮るのが限界でしたが。雰囲気は充分感じ取れました。

むしろ夏の夕方の港!というテイストが出ていて、この時間帯で良かったなと思いました。

(あとこのとき昼間がメチャクチャ暑かったんです!!日中の撮影はどのみちムリ!!)

 

ちなみに、


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館内もこんな感じにオシャレでして。まあこれはアメリカ寄りかな?というところですが、

実は一つ下の階にもヨーロッパっぽいスペース「サンパティオ」があった模様で……

【横須賀中央駅】モアーズシティ8F サンパティオの休憩場所 – 座れる休憩場所検索

 

……実はこれ今ブログ書いてるときに知ったのですが、さすがにこのためだけに再訪は……なので、紹介に留めておきます。また機会があれば回収したいところです。

 

(2022年7月訪問)

 

 

4. maple farm 水戸本店、クッチーナアチェロ(茨城県水戸市

 

こちらも以前からチェックしていた場所でして、2022年7月、水戸観光に合わせてようやく訪れることができました。

超ロードサイド(※道を挟んで反対側はGU等の路面店)の地に、突然現れるメルヘンな家々。

 

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門をくぐればそこは何とも愛らしい空間。


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maple farmさんは雑貨を中心に様々な商品を取り扱っており、広い敷地にはガーデニング向けのエリアまで存在しておりました。

 

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また、併設するカフェ「クッチーナアチェロ」さんでは、この場所の空気を感じながらお食事も可能。偽ヨーロッパで一服を。

 

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……と、ここまで心地よい雰囲気をお届けしてまいりましたが、なんと私の訪問から2ヶ月後の2022年9月に、maple farmさんは閉店しておりました……!

これも今知ったことで驚愕しております。ギリギリセーフすぎる……!!

 

mobile.twitter.com

 

恐らくまだ敷地は残っているでしょうし、カフェのクッチーナアチェロさんの方は問題なく営業しておられるご様子。

www.cucina-acero.com

 

今でも往時の雰囲気は感じ取れると思いますので、良ければご訪問してみてください。

なお公共交通機関だと、水戸駅南口から「ヨークタウン水戸」バス停が便利です。(帰りはよく分からず別のバス停までとことこ歩きましたが、時間帯の問題かな?)

 

(2022年7月訪問)

 

 

そういう訳で、今回は関東に絞って4ヶ所をご紹介いたしました。

さて、一つ前のブログにも少し書きましたが、今後私の拠点が関西へと移ることになります。

東日本の偽ヨーロッパにもサクッとは行けなくなりますし、maple farmさんのこととかも思うと……本当に色んな意味で、たくさん記録しておいて良かったなと思いました。

(「二十四節気」さんの時の教訓が生きた……)

 

ちなみに東日本の行き残し、当然あるのですが、……東京から車無しでのアクセスがかなり難しい場所ばかりなので、個人的には満足?納得?しております。何なら場所によっては遠征がてら東京駅辺りに泊まった方が行きやすかったりする説(首都圏あるある)。

 

一方の西日本エリア。既に目星をつけている箇所はいくつかあるので、まあ焦らず少しずつ記録していければと思っております。

九州とかにもまだ知らない何かがある気がするんですよね……?

 

 

なんというか「偽ヨーロッパ巡り」、珍しい活動という認識は最初からありましたが、いつの間にかライフワークを超えて「各地の土地の記録」の側面も出てきている……??

別に集めた記録で大々的に何かをするつもりはないですが、今後も細々と続けたいとは思っております。好きですしね。

何なら有料施設や、調査中に知った「過去に存在した施設」で別記事を作るのも良いかな?ともずっと思っていたり。後者は自分の撮影画像が無い場所ばかりなので、「情報まとめ」の体を取らざるを得ないかなあ、とは思いますが。まあこれも気が向けば。

 

次は近畿地方が中心になるかな?不明ですがお楽しみに。

それでは。Τα λέμε!

 

 

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前回

yawing-hanon98.hatenablog.com

 

初回

yawing-hanon98.hatenablog.com

日記:神宮球場で六大学野球観戦

信濃町駅総武線の電車が入線していく。階段から随分離れた場所に停車して、慣れてないから、という答えがもたらしたのは歩く面倒くささか、この駅にあまり用事はない人間ですよというアピールか。ともあれ、このときはまだ少し億劫な気持ちがあった。

 

神宮球場に野球を観に行こう、ちょうど大学野球の時期みたいだし、と思ったのは先週のことだった。

本当はプロ野球を観に行き、(ファンでもないのに)しれっとスワローズ側の応援席に紛れ込んで傘を振る応援をしたいな……と思ってからもう何年も経っていた。東京に来た頃から思っていたのに。他の楽しみを優先したり、感染症を恐れたりして結局行けずじまいになっていた。

さすがにそろそろ、と3月のオープン戦の頃に予定を組もうとしたこともあったが、どうにも体調が追いつかない。ようやく予定と体調と、天候も含めてバッチリ合ったのが今日だった。

六大学野球の選手は全然分からないが、神宮と言えば大学野球の聖地である。それはそれで観てみたいと思ってはいた。

 

とはいえ、だ。

大学野球の観戦の雰囲気も分からないという尻込みが少し。某世界大運動会2020(2021)があった競技場の横を通るというゲンナリ感が割と。都合により信濃町駅から行くことにしたのだが、そこは某大手新興宗教の本拠地だというのにもピリッとしてしまう。改札辺りでスポーツバッグをかけた普通の高校生女子2人組を見て、いまこの駅にいるのは場違いじゃないとようやく思えた。

 

東京の、中枢としての部分に疲れきっている。2021年(2020)の際のゴタゴタ辺りを発端として、気ままに生きていた私でもこれまで周到に隠されていた様々な「格差」を顕著に感じるようになった。特に、政治機能の集まる中心部に行くとき、胸の中に嫌な締め付けを感じてしまう。さらには世間を騒がせる「政治と宗教」の問題……要するにこの場所はあまり今の私に合っていない。

駅から坂を下っていく着物姿の女性を2人ほど見かけた。信濃町駅から神宮外苑方面に向かうのは何度目かだが、過去にも身なりの良さそうな方々が、近くにある謎の大きな会館に吸い込まれていくのを見たことがある。同じ東京都内に暮らしていても、ただの庶民には一切見えない世界が存在する。……まあホンモノのお金持ちは総武線なんて乗らずに車で乗りつけるのだろうけど。

 

歩道橋を渡り、いつだったか一服したことのある日高屋があり、その横の通路を抜けた辺りでようやく心が少し落ち着いてきた。青々とした木々に囲まれ、人々は自由に時を過ごし、巨大で優美な聖徳記念絵画館が鎮座する。

向こうに2020(2021)会場の構造物が見えて「うわー」とは思うけれど、とりあえずもう必要以上に心は乱されなかった。いやそもそも実物としては「嵐が紅白で歌っていた場所」という記憶しかほとんど無いことにも気付いた。まあいいや。というか本当に今後どうするんでしょうねあの巨大な置物……。

 

球場方面へ少しショートカットできる、グラウンド脇の道へ。グラウンドではリトルリーグか何かの試合をやっていて、バッティングセンターからは快音が聞こえて、いつの間にか「つば九郎ハウ巣」なるスポット……巣ポットもできていた。最初は素通りしかけたけど、せっかくだからと中を覗きました。たのしかったです。

 

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ここを抜ければ、もう目の前には神宮球場

もう試合は始まっていて、少しずつ応援団の音楽が聞こえてくる。途中入場ってすんなりできるのかな?日曜日だし満席とかないかな?と本当に無知でびくびくしつつ、外野席のチケットカウンターに行くと拍子抜けするほどすんなり購入できました。

 

飲み物だけ調達していざスタンドへ。

第一印象は狭い!近い!青い!だった。

 

神宮球場プロ野球の一軍戦使用球場でも屈指の狭さ、というのは子供の頃から知っていたが、やっぱり自分の目で見てみるものだなあと思った。その分、外野席のシートのなだらかさと相まりグラウンドまでの距離がとても近く感じられる。外野手のやり取りもくっきり見えて、この臨場感は素敵だなと思った。

そして球場のカラーはブルー、快晴の青空、白熱する内野席両サイドの応援団。攻撃側にも守備側にも同じテンションでエールを送る、その若い青春エネルギーに圧倒された。

 

ちなみに席は程よく空いていて、バックスクリーン下に陣取ったらライト方面が一切見えないという神宮初心者ムーブをかましてしまった。ライト方面に際どい当たりは一度も飛ばなかったのでセーフです(?)

 

観戦したのは慶應-法政というカードで、法政が初回に2点を取っていた模様だが、以降は両チームゼロ行進が続いていた。

ちょうど見始めたタイミングは慶應の攻撃で、法政のピッチャーが投じた球に「あーいいボール投げるなー」と電光掲示板を見たら151km/hでビビりました。この日は最速154km/hだったかな?暴れ馬のようなフォームからビシビシ快速球を投げ込んでいく。

一方慶應側のピッチャーは、球速こそそれなりなものの、緩急を上手く活かしてピンチを作らない。守備陣の体つきなんかも含めて、もう大学生のこのレベルになるとプロとそこまで変わらないよな、と高校野球(=普段見慣れている学生野球)との違いを感じていた。

 

ただプロと違うのは試合のテンポの良さだったり(これはイニング間の演出も無いから当然として)、バッターボックスに入る前のエネルギッシュなルーティンだったり、何より応援席だったり。

一塁側、法政のチアは色とりどりの衣装とポンポン。三塁側、慶應のチアは白+青がメインのシンプルな衣装。それはとても対照的で、だけどどちらもよく統率されたダンス。お前女の尻ばっかり追いやがって!って(それもあるけど)違うんです、演出として人間の身体の動きとしての完成度に感銘を受けていました(……こっちの方がむしろHENTAIじみているのはなんでだろう)。

もちろんチアだけでなく。黒い学ラン?を着た応援団長のキビッ!キビッ!とした激しい動きよ!あゝバンカラバンカラ大学生だ!こういうの好き!

もちろんブラスも大活躍。あっこの曲「DASH慶應」だったかな!?本家だ!!とか(違ってたらすみません)。

そういう意味では外野席の牧歌感も特別で。内野席は学生やOBOGらしき方々の熱狂で包まれる一方、外野席は観客それぞれに贔屓はあるのだろうけど、終始ゆったりと学生達のプレーを楽しんでいる様子で。どちらサイドでもない私もおかげで全く疎外感なく、球場の一員でいられました。

 

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応援席を眺めたり、球場の広告を眺めたり、Twitterの文章を打ってたり、そういうタイミングばかりでなぜかちょうどヒットが出る不運(?)も繰り返しつつ、目の前に慶應の逆転ホームランが飛び込んできたり、最後の法政の粘りに息を飲んだり、すっかり楽しんでいたら試合が終わっていた感じ。

最後に互いの応援団が校歌と共に自軍にも相手にもエールを送るという粋な演出もあり、いいねえ……いいねえ……と涙腺に来そうになりました。

 

3-2のナイスゲームを見届けたら13時過ぎ。ついでに14時からのポケモンGOのレイド開始待ちで第二試合も1イニングだけ見届けて(明大-東大、これまた色々とチームの違いを感じて面白かったです)、球場を後にした。

最後は話題のイチョウ並木の下を通り、いつかの秋にも来たなあとセンチメンタルな気持ちになるかと思ったら集っている外車好きが鳴らすエンジン爆音で渋い顔になったりしつつ、ともあれもうこの景色も見ることはないのかもな、と思いながら銀座線の駅へと向かった。

 

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慌てるように神宮に来たのはそう、実は来月には東京を離れることになったからだ。

詳細は伏せるものの、会社は変わらず地元関西の支店に移ることになった。

そういう形だから東京にはまだまだ来ることはあるだろうけど、ふらっと訪れる日常の場所ではなくなる。最近は「やり残し」を回収する日々で、この野球観戦もそうだし、この日も電車の乗り潰しを実行していた。

 

それにしてもなあ、大学野球もっと早く知っていれば良かったかなあ。いや、でもやりたいことはずっといっぱいあったしね。それにたまたまナイスゲームを観たからというだけかもしれないし。

それでも一野球ファンとして、この歴史ある場所で歴史あるリーグ戦を観ることができて良かったです。若いエネルギーを存分に浴びて、だからちょっとした文章を久々に紡いでみたくなったのかなと思っています。

 

文章のテンションも「だ・である・です・ます」もめちゃくちゃだけど、なんだかすっきりしました。そもそもブログは日記だしね。原点原点。

 

……関西に戻ったら、久しぶりに甲子園にも行こうかな。……夏の甲子園は暑いな。阪神戦か、春の甲子園か。エネルギーをもらいにいきましょう🔥

テレワ(ークと焼却ゴミのようなサムシング)

※検索避け的なタイトル(無駄そうな抵抗)

 

偽ヨーロッパ記事書きたさはあるけど、スマホアプリからだと画像ガビガビになるしそのためにPC立ち上げ&Google Photoから落としてくるの面倒〜〜〜という日々ですこんにちは。ネタは溜まったので今年中には書きたいね(後世のためにも)(??)

 

 

某が流行っていつの間にか2年半近く。その間「基本的にテレワーク」だったので、つまり在宅中心生活も2年半近く。

 

明らかに限界突破してます

 

どうもサバイバーです。無事に生きてるのかもよくわからんけど。おったまげ。

とはいえこんなブログを書けるというのはまだゆとりあるということでもありますけどね……もっと大変な人からすれば私、ボコボコにされた末に東京湾と大阪湾に一度ずつ沈められます。

 

まあとにかく、これせっかくだから書き残しておくとなんか良いんじゃね?と思ったのでブログを開いてみました。生産的活動という名のアリバイ作りな気もします。最近ホント何も表立ったことしてないからね……

ちなみに場合によっては消えるかもしれないですこの記事(注意はしつつ書きますけど)

 

 

さて、テレワークと書きましたが、前提としては

・在宅のみ(シェアオフィスは基本的にNO)

・週に1,2回は出社

が続いております。それを認識の上でどうぞ。

 

 

○マジで引きこもりになる

休日は別として、特に引きこもりたいワケでなくても、気付けば1日全く外に出ない平日があります。

その間PCとスマホばかり見てる訳だからとてもよろしくない。

まず影響するのは睡眠の質。元々そんなによくは無いタイプだと思う(夢よく見るし、かつては寝付きが最悪だった)けれど、放っておくとテキメンに悪くなります。

日光を浴びろと言いますが、特に今の時期の日中は窓からの日光を直接浴び続けるのは死ゾという感じで、カーテンなりシャッターなり閉めると外の時間の流れが……うう何この生活……

 

あとはやはり動かないので体力も落ちます。普通に休日も疲れやすくなったなあと思います。加齢?はい?

 

幸いにもポケモンgoという位置ゲーのおかげで外に出る動機はできており、対策としてちょくちょく気晴らしの散歩をしつつポケモンを取り、よろずのことに使ひけり。日光浴びてセロトニンなど出るもよろし。

まあその間スマホ見てるのであんまり良くもないなあ……となるのですが(スマホ閉じて歩いた後と、やっぱり体感で差があります)

 

 

○仕事が捗らない

当たり前田の(以下省略)

捗らない。まあ捗らない。

とはいえ内容にもよって、やることの流れがかっちり決まっている場合は問題無いのですが。内容が難しめで詰まりまくったり、相談必須の内容だったりとなると気力半減します……元々相談が本っっっっっ当に苦手な人間なので。

 

 

○ロクなことに時間を使わない

人間、1人のときに暇ができると良くないと思います。いや暇ではないんですが。

余計なことを考えたり、普段ならスルーするロクでもないニュースやツイッターの炎上案件をに目が止まってしまったり、3大欲求的な……すみません、でもどうしても出現しそうになります。

……やれやれ……と自己嫌悪になりますね。これこそが一番良くないかもしれません。

 

あと趣味もほとんど消えました。スマホだらだら現代人。ガッツリ何かする気力が減ってしまったのと、たぶんずっと家にいてオンオフの切り替えが消えたのも大きいのでは……と予想されます。

 

 

○出社が激烈にしんどい

そして週1くらいは出社するのですが、これがまあ体に応える。

そもそもテレワーク生活の前は会社から比較的近くに住んでいたのもあり、朝の時間には余裕あり、通勤もあまり問題なし、というゆとり生活でした。部屋はやたら狭かったけどな

ところが在宅環境必須、あと結婚もありそれなりの距離の家に移らざるを得なくなり、結果として爆早起き&東京's満員電車にウェルカムされます。

起きることはできますし、電車も一応は慣れてきましたが、引きこもり生活とのギャップがすごい。ギャップ萌え。萌えない。燃えないゴミ。燃やしたいゴミ。

 

先述の体力の低下がここに来るんですね。たぶん思っている以上の心身的ストレスなんだと思います。

 

 

○出社すると意外と捗る

オフィスって……仕事をする場所なんだ……と感動します。

環境が整備されている、余計な誘惑がない、その場に人がいるので相談も比較的しやすい、というか色んな人と会話ができる、孤独じゃない。

別にそこまで会話を欲するタイプではないですが、ゼロはゼロで向いてないタイプなので、程よさ……

しかし帰りのラッシュで疲労して帰宅時にはもう🙅‍♀️

 

 

○出社時に寄り道しなくなった

お金の面から見れば悪くは無いんですけどね。

ちょっと○○行くか〜みたいなのは消え失せましたね。疲れた。とにかく早く帰りたい。

まあこれは結婚して生活スタイルが変わったこと、家まで距離ができたこと、某の影響でイベントが減ったり外呑みを避けたりするようになったこと、と複合的要因だとは思います。

 

 

○あと

痔になりました。

 

直接的原因は自転車ですが、絶対座り時間が長引いたせいもあります。手術もしました。皆さんSiriは守りましょう

 

 

○結局

ただでさえ……というご時世の中、本当に体力が落ち、気力が減り、精力的になれる趣味も減りました。あと季節感も薄まりましたね。

諸々はもう加齢のせいにしてもいいです、いいですが、季節感くらいは欲しいですよね。

というかそもそも就職してから季節感取り戻すのにずっと必死な気もしますが……??

 

とりあえずテレワーク……良い面も悪い面もありますが、総合すると向いてない……

かといって毎日長距離通勤なんて絶対絶対絶対に嫌なので。鋼を上回る意思を見せつけます。

職住近接、テレワークも選択可能、くらいが一番理想的なのかなあと思います。オフィスワーカー続けるならね。

移住……別の仕事……最近先行きについて色々考えることが増えまして、まあどうするかまだまだ未定なのですが、この経験をベースにそろそろ次の段階に進んだ方が良さそうだなあと改めて思いました。

 

 

テンションで一気に書いちゃったのでなんか抜け漏れありそうですが、ここらで店じまいいたします。

とりあえずよく寝ましょうね、明日は出社で早起きなので。

 

………………はあ………………(1ギガグラム相当の溜め息)